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【講師受験体験記】5月は学習習慣の確立がポイント!

こんにちは!

JR京浜東北線・埼京線など赤羽駅より徒歩5分、東京メトロ南北線赤羽岩淵駅より徒歩6分
自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校。講師の石川です!

今回から新企画ということで、赤羽校の講師たちがそれぞれの受験勉強を月単位で振り返っていきます。

今回は高3の5月の過ごし方について書いてみたいと思います!

 

はじめに・・・

自分から書けると言っておいて、また記憶も比較的近いということで任せていただきましたが、改めて考えてみると正直あまり思い出せないというのが本音です(笑)。
6月ならワールドカップを見たり他校の文化祭に行ったりと勉強から離れてリフレッシュすることも多かったのですが・・・。

逆に考えるとそれは5月にしっかり勉強の習慣をつけていたことが「多少の寄り道をしても大丈夫」という自信(?)になったのではないかという気がします。
実際7月以降も問題なく勉強を出来ていました。

5月というとまだ本格的な受験期というイメージはないかも知れませんが、
高校で部活をやっていなかった私は既に受験モードで勉強していました。
(Twitterをアンインストールしたのも丁度この時期です。)

具体的に何をやっていたのか語る前に、初回なので軽く自己紹介がてら、受験勉強を始めるまでの経緯を書いていこうと思います。

 

高校時代、受験勉強を始めるまで

私の出身は静岡県で、中高一貫の私立高校に通っていました。
中等部のカリキュラムは公立中より1年ほど進んでおり、英語では『New Treasure』、数学では『体系数学』を使うというふうに進学校並み(多分)の環境が整えられていて、3年次にはオーストラリアに2週間滞在するというカリキュラムもありました。

ところが高等部に進むと途端に進みがゆっくりになり、少々物足りなさを感じる日々でした。

 

地方あるあるだと思うのですが、少なくとも私の地元では勉強の出来る人(偏差値の高い人)は基本的に公立高校に進学し、私立高校は専ら滑り止めとしての役割に甘んじていることが多いという実情があります。
実際、静岡県のトップは偏差値73の静岡高校や地元の浜松北高校など公立の学校ですが、
私立に目を向けると1番高くて62前後といったところです。

 

つまり何が言いたいかというと、私は早く地元を出て次のステージに上がりたいと常々思っていたということです。5月から勉強をしていた理由はコレに尽きます。

これには良い点悪い点があり、良い点としてはやはり早くから始めればアドバンテージになるということです。
この時ただスタートが早ければいいのかと言えばそうではなく、目標設定と計画立てが早いということです。

失敗としては、この時「とにかく大学生になりたい!」ということばかり考えてしまっていたということです。
早くから受験勉強を始めるからには難関校に行きたいという考えはありましたが、細かいリサーチが不十分でした。

自分がやりたいことは何か。
それは今考えている学校以外でも出来る可能性はあるか。
名前だけで選んでいないか。などといったことです。

また、「まだ赤本は早いから基礎を固めて応用問題で力つけてけば対応できるんじゃないか」、といった感じで勉強を始めていました。
しかし、最難関校となると基礎云々ではないような問題もありそこをいかに早くから対策できるかで大きく変わってきます。
そして大学によって問題の傾向やタイプが異なりますから、
志望校を決めたら早い段階で過去問に目を通しておくことをおすすめします。

漠然とした目標設定で勉強を始めると中だるみしやすいというリスクも考えられるでしょう。

しかし早くから基礎を始めたことが功を奏した面もあるのは間違いありません。
ここからは本題である、5月に行っていた勉強を書いていきます。

 

実際の勉強

あの頃は主に英文法と単語に力を入れていました。
文法は中学時代のアドバンテージもあって得意としていたため、『英文法ファイナル問題集』で大学入試レベルの演習を始めました。
受験勉強は科目間の勉強量に偏りを作らないのが大事だと考えていますが、
先取りできるものはするのが良いでしょう。

ノートに問題を解いて採点し、間違えたところは解説をよく読んだ上で、肝となる文法事項や関連することを見直し用のノートにまとめていました

ファイナル問題集は標準編難関編それぞれ10周したので、その都度自分の弱いところをノートで繰り返し見る習慣が出来、確実な得点源となりました。
それを可能にしたのは5月に勉強の地盤を固めたからであるのは間違いないと思います。

単語は『鉄壁』を使っていました。
目で訳を確認するだけでなく声に出したりノートに書き殴ったり、五感をフル活用することをここで意識づけました。
また、接頭辞や接尾辞などに着目するようにしたり、辞書で調べて使えそうだと思った例文を余白に書き込みまくったりと、自分流のやり方を確立させました。

勉強を始める際は
まず具体的なゴールを定め
そこと自分の距離感を偏差値などの数値から把握し
個別に必要な対策を打ち立てていくのが1番いいと思います。

5月の段階で目標設定と学習習慣の確立が出来れば、
この後の夏休みや2学期以降もブーストをかけたまま走り続けられる
でしょう。

 

反省としては「英語しかやっていなかった」ことです。
日本史は学校の授業でも取りこぼしがあるレベルで、参考書を使い始めたのは夏休み明けだったと思います。
なんとか受験には間に合いましたが、日本史の遅れを取り戻そうとしている間は他科目に手が回らなくなって・・・という悪循環にハマりかけたので、バランス良く春からやっておけばなあと思っています。

また、小論文など特別な対策が必要な場合も早めの取り組みが周りとの差になります。
そういった意味でも、やはりこの時期は志望校決定と傾向分析が大事になると言えるでしょう。

 

最後に

受験期は基本的にSNS断ちをしていたので、日々の気晴らしは友達との帰り道でした。
愚痴を言い合ったり本屋に寄ったり、この時間のために遅くまで図書室や自習室に残って勉強していたと言ってもいいほどです。

受験生の皆さんにもこうした時間を大切にしてほしいと思っています。
他者との直接的なコミュニケーションが減っている現在(本稿アップ日2020/05/27)の外出自粛期間で明らかになったように、人は長い間ひとりでいると気が狂います。
お一人好きだと思っていても案外キツいです。受験期は特に顕著になります。

今後どのように生活できるかまだ分からないところもありますが、本格的に勉強を始めたらこれまで以上に(友)人との時間を大切にしてほしいと思います。

大変な時期ですが、めげずにやっていきましょう!

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