勉強ギライの高校生が受験を乗りきる方法
こんにちは。武田塾愛知日進校講師の赤尾です。
担当科目は物理、数学、英語です。名古屋工業大学で建築を勉強しています。
ここでは自分が高校生時代、どのように勉強してきたのかを書いていこうと思います。
自分はとにかく勉強が嫌いだったので、それでもうまく受験を乗り切る方法を考えて実行していました。
その結果、なんとか後期の合格最低点でギリギリ合格できたので、その方法を反省点と交えながら紹介していこうと思います。
参考にしない方がいい部分もあります。
どんな高校生だったか
自分は暗記科目が苦手で、理数系科目は得意という、典型的な理系高校生でした。
さらに、やる気と集中力が全然なく、家での勉強時間は他の人よりも少なかったと思います。
特に夏休みではみんなが毎日10時間勉強していると言ってる中で、
自分はだいたい1~3時間くらい、長くても5時間くらいしか勉強していませんでした。
今考えるとどう考えても少なすぎますね。
そこで、とにかく勉強の嫌いな自分は、どうやって受験を乗り越えるかを考えました。
まずは勉強の基本方針を決める
これは自分の場合は、「得意科目を伸ばす」です。
自分は志望校が名古屋工業大学という、二次試験の数学、理科、英語の配点が非常に高い国立大学で、
この3科目が自分の比較的得意科目だったということもあり、
この得意科目をとにかく伸ばすという方針で勉強をしていきました。
受験生活の大半はこの3科目の勉強時間に費やしたと思います。
そもそもどうやったら勉強ができるかを考える
まず、自分は家ではあまり勉強をする気になれなかったので、自分が勉強に集中できる環境を探すところから始まりました。
当時塾に通っていたので、塾の自習室でも勉強はしていましたが、それよりも自分は学校で勉強をしていました。
具体的には授業のあとの最終下校時間までと、授業中です。
最終下校時間まで、というのはわかりやすいですよね。
これは授業が終わった後、そのまま残って勉強していました。
そして授業中、というのが人によってはツッコミどころかもしれませんが、自分はこれが非常に良かったです。
いわゆる、「内職」というやつで、授業を聞かずに他の科目を勉強したり、問題集の問題を解いたりしていました。
これは自分の考えではありますが、学校の授業って思ったよりも受験勉強のためにならないことが多いんです。
学校によるかもしれませんが、自分の高校はそうでした。
であれば、真面目に授業を聞くよりも自分のための勉強をした方が良い、という考えに至り、
とにかくいかに学校の授業時間中に勉強を捗らせるかを考えて生活していました。
考えてみてください。学校の授業時間は強制的に机に向き合わなければいけません。
絶好の勉強のチャンスだとは思いませんか?たとえば自分は物理や数学は得意だったので、
授業をわざわざ聞くよりも問題集の問題を解いたり、受験に必要のない科目の授業なら
数学や物理の問題を解く、など、その時間をうまく有効活用していました。
自分は二年生の後半くらいから実行していましたが、三年生になると友達もやりはじめ、
究極は勉強のために学校をサボる人までいました。(多いときは10人サボるということもよくありました。)
皆さんも、「この授業、全くためにならないな」と思ったら、どんどん内職しましょう。
勉強の効率を意識する
次に、勉強中に意識していたことですが、「わからなかったらすぐに答えを見る」ということです。
これはどの科目にも言えることです。自分は問題集を開いて、その隣に答えを開いて解いていました。
首を動かせば答えを見れる状態です。
受験直前になれば、分からない問題を考えて考えて答えをひねり出す練習も必要ですが、
逆に直前以外では考える時間は無駄です。分からない問題は考えたところで分かるわけないからです。
それよりも、答えを見て解き方を理解することに時間を使う方がはるかに大事です。
自分はベッドに寝っ転がりながら答えを眺めていました。良くないですね。真似しないようにしましょう。
科目ごとに意識したこと
先ほどの話に続いて、より具体的に各科目について自分が大事だと思うことを書いていきたいと思います。
英語
まずはとにかく単語だと思います。
単語の勉強は早めに始めました。自分は暗記が苦手なので、全然覚えられずとても苦労しました。
それでもこればっかりはリターンも大きいので、逃げずに頑張る必要があると思います。
自分は小学校から英語を習っていたのもあり、単語さえわかれば簡単な文章は読めるようになったので、
早めに単語の勉強を早めに始めて本当に良かったと思っています。
英語が得意な人も苦手な人も単語の暗記は早めに始めるのをお勧めします。
物理・数学
次に、物理と数学についてですが、この2つはどちらも気を付ける部分が似ているのでまとめて紹介します。
まず、「暗記が苦手だから理系にしよう」と思っている、自分と同じタイプの人がいるかもしれません。
しかし、残念ながらこれらの理系科目も暗記科目です。
高校の数学の先生も「高校数学はパターン暗記です。」と言っていました。
つまり、「この問題はこうやって解く」というのを覚えていくということです。
ただし、単語のように何も考えずに丸暗記するのとは違って、「理解してから暗記する」、というのが大事です。
何のためにこの値を求めるのか、どうしてこの操作をすれば答えが求まるのか、
そもそもこの語句の定義は何なのか、などを説明できるようにしながら覚えていかないと入試では通用しないことが多いです。
最初は難しいと思うので、答えを丸暗記して定期テストを乗り切るのはありですが、
最終的には本質を理解する必要があります。それが出来ないと、共通テストすら高得点をとることはできません。
文系科目(国語・社会)
次に、文系科目の国語と社会についてです。自分の場合は先述したように後回しにしていました。
ただ、理系なら基本は後回しでいいと思います。
自分は夏休み明けの二学期と、冬休みで何とかしました。
また、自分は古文は配点低いしさっぱりわからないので捨てていました。
ですが、志望校にもよりますが、古文は勉強して全然わからなかったら捨てていいと思います。
自分と違って勉強時間がしっかり確保できている人は取り組んだ方がいいことは言うまでもないですが。
しかし、漢文に関してはコスパがいいので捨てないことをお勧めします。
漢文の勉強をちゃんと始めたのは冬ごろからでしたが、それでもしっかり点数を確保できました。
最後まで淡々と続ける
最後まで自分のできうる努力を淡々とこなしていきましょう。
自分はこのやり方、このくらいの時間なら勉強ができるという手法を見つけて、それをとにかく淡々とこなしました。
自分はやる気がない分、逆に例えば一日10時間勉強して、次の日から燃え尽きて何日もさぼってしまうということはなかったです。
それが逆に良かったのかなと思います。もちろん毎日10時間近く勉強できるのが一番いいんですが。
この勉強方法は二次試験の前期が終わった後も続けました。
そのおかげもあってか、どうにか志望校の後期入試にギリギリで引っかかることができたんだと思います。
おわりに
ここまで色々書いてきましたが、結局一番大事なのは「自分に合った勉強方法を見つける」ことだと思います。
家でも集中して勉強できる人もいるし家では集中できない人もいる、
内職した方が成績が上がる人もいれば内職しない方がいい人もいる、
朝勉強するのがいい人もいるし夜勉強するのがいい人もいる、
人によって全然違うので周りにあわせる必要もありません。
自分に合った勉強方法で勉強する方が悔いも残らないと思います。
ここ、武田塾ではそういった自分に合った勉強方法についても相談に乗ってくれます。
もしそういった悩みがある人は、一度無料受験相談に来てみてください。
最後に少しだけ大学生活について書いていきたいと思います。
最初に書いた通り、自分は建築の学科に入ったのですが、それを少し後悔しています。
製図や模型作りの課題がとても忙しいからです。自分みたいなとにかく楽をしたいタイプにはキツイ!
土日などの休みの日に学校に行って作業したり、学校に泊まって徹夜で作業したりすることが何度かありました。
同じ学科で徹夜をしたことがない人の方が少ないと思います。
一年生の段階でこの忙しさです。「建築を勉強したい!」と思う人はいいのですが、
自分みたいな「やりたいことがないし強いて言うなら建築かな~」と軽い気持ちで建築の道に進むことはやめたほうがいいと思います。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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