浪人するかどうか悩んでいる君へ　 - 予備校なら武田塾愛知日進校

みなさんこんにちは！武田塾愛知日進校の山崎です。

今回の記事では、受験がひと段落する時期となった三月に、もう一年いばらの道を進むことをきめた浪人生たちにむけて、また、浪人するか進学するかをまだ悩んでる受験生たちにむけてその決断の手助けになれば幸いです。

この記事では、客観的に見た浪人のメリット、デメリット、向いている人やどのようにとり組んでいくのが良いかを解説していきます。

サムネイル

浪人するにあたって

浪人生にとって、これから先の一年は長く、苦しいものになると思います。そのうえで、浪人する上で、一番難しいは、実は、過去問や参考書の勉強ではありません。

浪人生にとって一番の障害となるのが、モチベーションのコントロールです。

浪人生が受験勉強の際に一番陥りやすいのはモチベーションの低下により成績がのびず、さらにやる気がなくなってしまう悪循環です。

さらに、現役時代とは異なり、一緒に切磋琢磨するライバルも少なくなってしまうため、モチベーション管理が難しいです。

そのため、浪人すると決めた人々は行きたい大学にオープンキャンパスに行ったり、息抜きと勉強のメリハリをつけることでこのつらい時期を一年乗り越えてください！

浪人が向いている人

1.目標達成のプロ！

浪人が向いている人は、短期、中長期目標の達成ができる人です。

なんとなく勉強をこなすだけでは、前年の轍を踏むだけになってしまいかねません。

しっかりと目標を掲げて、それに向かって突き進む力が必要です。浪人生活は目標達成のプロになる絶好のチャンスなんです！

2. イレギュラー対応マスター！

計画通り進むことも大事だけど、浪人生活にはイレギュラーな出来事が付き物。イレギュラーなことにも臨機応変に対応できる人は浪人しても心配いりません。

3. 時間の使い方が上手な時間支配者！

浪人が向いている人は、計画的な進学戦略や勉強スケジュールを組んで、無駄なく学習を進めるのが得意なんです。時間を味方につけることが成功への重要なファクターです。

4. ポジティブエネルギー全開！

浪人生活には様々な試練が待っているけど、浪人が向いている人はどんな困難もポジティブなエネルギーで吹き飛ばしちゃえる人です。失敗も成長の糧としてとらえられれば、合格待ったなしです！

yaruki_moeru_woman

浪人するメリット

浪人することは辛く、合格する以外に報われる方法はないと思われがちですが、ここでは、それ以外にもどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

1.深い学びが得られる

浪人生活は、学力を向上させるための理想的な環境です。現役生に比べて余裕があり、深く学ぶことができます。自分のペースで学ぶことで、着実な成果が得られるでしょう。

付け焼刃でない深い学びは合否に関係なく人生における大きな力となります。これはすぐに実感することはできないかもしれませんが、年を経るごとに実感すると思います。

2.自己成長と人間力の向上

浪人生活は単なる受験勉強だけでなく、失敗からの学びや成長の機会でもあります。

自分の弱点に向き合い、それを克服することで、将来に向けて、自らの人としての成長につながります。さらに、「あの辛い1年をのりこえたんだから」とこれからの人生のポジティブなマインドセットにもつながっていきます。

animal_quiz_usagi_maru

浪人するデメリット

1.時間と経済的負担

浪人することで、通常の進学ペースよりも1年分の学業が遅れます。この期間のロスは、将来のキャリアや社会進出に影響を与える可能性があります。

また、追加の予備校費用や生活費も考慮すべき点です。進学先が未定のままでいることが経済的な不安を引き起こすこともあります。予備校に通う浪人生のかかる費用は150万円とも言われており、この費用は決してやすいものとはいえません。

2.精神的負担とストレス

浪人生活は他者との比較によるプレッシャーが伴います。

進学が未定であることが将来への不安を引き起こし、心の健康に悪影響を与えたり、

同級生や友人が進学や就職に進む中、浪人生活を送ることで孤立感を感じることがあります。

これらに打ち勝つだけの精神的な強さやストレス管理が浪人生活では求められます。

animal_quiz_usagi_batsu

浪人するうえで注意点

1.目標とする大学の設定

浪人生活を有意義にするためには、最初に明確な目標を設定することが不可欠です。目標を具体的に定め、進学先や進路に対する将来のビジョンを明確にしましょう。どの大学をめざすのか明確になることで、学習方針を立てることができます。これにより、浪人生活の成功への第一歩となります。

2.計画的な進学戦略の策定

浪人生活では、計画性が成功への鍵を握ります。進学先の情報収集、志望校の傾向、試験対策など、様々な要素を考慮して計画的な学習戦略をたてましょう。

進学先を選ぶだけでなく、志望校と自分の学力レベルとのバランスのとれた計画を立てることが、成功の秘訣となります。スケジュールを予め立て、焦らず進めることで、目標達成への確実な道を切り拓くことができます。

3.効果的な学習方法の確立

浪人期間を最大限に生かすためには、効果的な学習方法を見つけ、確立させることが必要です。自分に合った学習スタイル、記憶のしやすい方法、効率的なノートの取り方などを見つけ、実践していきましょう。

また、計画的な復習法や集中力を高めるテクニックを身につけることで、限られた時間内での理解と暗記を効果的に進めることができます。

4.健康管理とバランス

浪人生活は精神的な負担も大きいため、健康管理と生活のバランスを保つことが欠かせません。適切な休息、運動、バランスの取れた食事を心掛け、体調を整えましょう。これにより、疲れがたまらず効果的な学習が可能になります。ストレスには適切なリラックス法を導入し、心身ともに健康を保つことが重要です。

5.実際の合格率は低い

浪人してもじっさいに第一志望に合格することのできる確率は20％しかない！そのうえで、自分の目標に向けて努力し続けられる人が合格を手にすることが出来ます。

浪人生の生の声

この前、浪人を終えた友人に話を聞いたところ、浪人中にやっておいた方がいいこととして、次の３点を挙げていました。

1.早寝早起き

え？そんなこと？と思う人もいるかもしれませんが、意外と生活習慣を整えることは受験を勝ち抜くうえで重要です。

朝早くから勉強する習慣を身につけることで、時間を有意義に使い、午前中の試験にも集中力をもってのぞむことができます。

入試が夜にある学校なんて存在しません！だからこそ入試の時間に合わせて勉強をしていくことで、リラックスして問題に取り組むことが出来ます！

2.家で勉強をしない

誤解を恐れずに言うと、家よりも外に出て勉強をしたほうがいいです。

これは浪人生にかぎった話ではないのですが、家の中には、勉強を邪魔する誘惑がたくさんあります。ベッドやゲーム、テレビなど、、、そのため、家の外にでて新鮮な空気に触れながら、図書館、塾の自習室など、まわりにライバルのいる状況で切磋琢磨することが、日々の勉強を週間づける第一歩となります。

3.模試の判定に一喜一憂しない

これは友人の後悔としてあげていた点で、浪人生は模試の判定がやはり現役生と比べるとはじめは良いです。それは一年間つみかさねた努力の証でもあるのですが、やはり、現役生もこれから勉強をしていくため、はじめほど良い判定が受験に近づくにつれて出づらくなってきます。

そのため、はじめのころは良い判定が出て、余裕だと思っていたら、直前になってやばいかも、、、なんてことがざらにあります。そのため、模試の判定ではなく、一つ一つに今日の点数と、間違えた箇所を把握して、苦手をつぶしていく方向に模試の結果を捉えましょう。もちろん入試本番ではまわりの人々と競うわけですが、長い目で見れば、入試は自分との戦いでもあります。油断せず、地道に地に足をつけて、地力を伸ばしていきましょう。

shimekiri_report_schoolboy