英検® S-CBT受験って何?受けたほうが良いの?徹底解説!
こんにちは。
日進市 香久山 予備校・塾 といえば 武田塾 愛知日進校。
校舎長の井上です。
皆さん、英検® 受験してらっしゃいますでしょうか。
高校生の皆様は、学校より毎回案内が来ていると思います。
おそらく学校の先生方や親御様が、受験しといたほうがいいぞ、と言われるがままに、
よくわからず受験している方、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
あるいは高校生のころの自分のように、英語が嫌いだから受験していないという人もいるかもしれません。
今回は、この英検®及びS-CBT受験について、徹底解説をしていきたいと思います。
そもそも英検®って何?
英検®とは、実用英語技能検定の略であり、「公益財団法人日本英語検定協会」が運営母体となっています。
®って何?はわかりません。つけないとダメなやつらしいです。
広く社会的に認知されており、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7段階に階級が分かれています。
5級から順繰りに受けていく必要はなく、併願受験などもOKです。
なので、高校生が5級から受けていく必要はないですよ。受験することはできますが、
高校生が5級を受験しても特にメリットはないですし、そのレベルにビビり散らかす可能性が高いです。
レベル的には、中学卒業時点の学力が準2級程度、高校卒業程度の学力が2級程度と一般的に考えられています。
試験の内容的には、1次試験、2次試験と分かれており、1次試験がいわゆる英語における4技能のうち、Reading、Writing、Listeningを受験することになり、
2次試験ではSpeakingを実施するのが一般的です。(5級などの下位の級ではSpeakingの受験が自由のケースがあります。)
年間を通して実施されており、基本的には1年間を3分割した、3期生を採用しており、
第1回が毎年5~6月、第2回10~11月、第3回が1~2月に実施されます。
※おおよその目安です。申込み自体はもっと早いですし、こまかい日程は毎年異なります。必ずホームページで確認しましょう!
じゃあ英検S-CBTって何?
英検®とは、基本的に先に説明したように、1次試験、2次試験と分かれている入試なのですが、
PCを利用して、1日で受験できるようにした入試制度になります。
通常の英検®と併用することが可能で、1ターム(第1回、第2回などのそれぞれの期間)ごとに、2回まで受験することができます。(2021年度より変更になりました。)
スコアなども算出されますし、入試なども通常の試験、S-CBT問わない場合の方が多いので、(ごくまれに通常の英検®のスコアしか認めないこともあります!要注意)
基本的にはメリットしかありません。
※2020年度まではCBT入試という入試形式もありましたが、S-CBT入試に統合されました。回数も1回から2回までに変更されてます。
じゃあどっちも受けたほうがいいの?
はい。特別な理由がない限りは受け得です。(受験したほうが得)
どうせ通常の試験を受けるなら、こちらの形式でも受けてしまいましょう。
強いていうならお金(受験料)と手間(お休みの日に試験を受けに行く)がありますが、メリットの方がとてつもなく大きいです。
CSEスコアって何?どうやったら合格なの?
英検®に、ちょっと詳しい人はご存知だと思うのですが、英検を受験すると、
合否結果と共に、CSEスコアというものが算出されます。これって何なん?って話ですが、
CSEスコアとは、簡単に言えば試験結果の点数のことですね。
成績に関しては、CSEスコアという形で算出されます。
試験の結果、先ほど挙げた4技能のそれぞれのスコア(点数)がはじき出され、その合算の点数が基準値より高ければはれてその級を合格ということになるわけです。
ここで超重要かつ、ややこしいポイントがあるのですが、まずは下の表を見てください。
※英検®公式サイト、CSEスコアについてより引用しています。
見て頂きたいのは、赤色の実用英語検定の部分です。
CEFRがどうのこうのに関してはややこしいので今回は省きます。めちゃくちゃ簡単に言えば英語力の世界基準でのレベル感ということですね。
この表の3級以降を見てほしいのですが、
CSEスコアの満点が、次の級の合格点を上回っていることに気づけますでしょうか!
例えば、3級の満点スコアが2200に対して、準2級の合格スコアが1728になります。
つまり、3級を受験してめっちゃ高得点を取ったら、準2級合格相当だよ、という証明がもらえるわけです。
ここで一番のポイントなのが、2級の満点が2600に対して、準1級の合格スコアが2304ということです。
はい、ここ、全受験生に覚えておいてほしいことです。
ここで問題です。
難しい問題で合格点を取るのと、比較的簡単な問題で高得点を取る
どちらが難しいでしょうか?
正解は...
どちらも難しいです!!!!!
とはいうものの、やはり2級で高得点を狙うほうがローリスクハイリターンと言えるでしょう。
準1級の場合、文章も難しく、語彙力も準1級専用の単語帳が必要になってきます。
準1級って、専用の勉強をしないと、英語がペラペラ話せる人でもノー勉では受からなかったりします。不思議。
日常会話に難しい単語や難しい言い回しなんて必要ないですからね。
そう考えると、2級でハイスコアを目指すのは簡単ではありませんが、狙う価値があると言えるでしょう!
で、高校生は何級受けたほうが良いの?
先ほど少々勝手に盛り上がってしまいましたが、高校生が受験するならば、
まずは2級一択です!!
では、その理由を説明していきましょう。
2級から受験で有利に働くことが多い
そもそも、英検®を受験するメリットとはなんでしょうか?
単純に、自分の語学力を証明できる、というだけでも十分なメリットだとは言えますが、
高校生にとっては、受験で有利に働くから、が最大のメリットと言えます。
では、実際どのように有利に働くのでしょうか。
主に、有利に働くのは私立大学受験の場合です。
それも、下位~中堅私立大学を受験する際は多いに役立つことでしょう。
国立第一志望の学生でも、私立を受験しないという学生はレアケースだと思いますので、ほとんどの受験生に役立つといえますね。
細かいルールは各大学によって異なってしまうので、一概にこう使える、とは言えないのですが、実際のケースを紹介してみましょう。
例として、「日本大学」を挙げたいと思います。
いわずとしれた私立の中堅大学ですね。
こちらの入試募集要項をチェックすると、
※外部の英語資格・検定試験のスコアを下記の換算基準により外国語の得点として利用することができます。スコアを提出した場合は本学部の外国語の試験を受験する必要はありませんが、本学部の外国語の試験を受験した場合は、高得点の方を合否判定に使用します。
【換算基準】 100点に換算 90点に換算 80点に換算 実用英語検定CSEスコア 2304以上 2150以上 1980以上
とあります。つまり、先ほどの表で見ると、2級合格相当のスコアがあれば、なんと入試本番の英語の得点を80点にしてくれるということです。
これは本当にとんでもないことです。なんだ、80点かと思ったそこの貴方。
いますぐ日本大学の英語の過去問を解いてみてください。きっと80点(およそ8割の正答率)も取ることはできないと思います。
更に試験本番では何があるか分かりません。1回限りですから、もしかしたら風邪をひいてしまうことだってあるかもしれません。
その一発限りのはずの入試で、80点が初めから保証されてるって、メリットとしてはデカすぎると思いませんか?
さらに、「愛知大学」の場合は条件が厳しくなってCSEスコア2304以上になりますが、当日の外国語の入試をなんと満点扱いしてくれます。
(愛知県内に関しては詳しくは今後ブログ記事を書く予定です!)
つまり、どうしても「愛知大学」に行きたいのなら、英検準1級相当のスコアさえとってしまえばほぼ勝ちゲーというわけです。
このように、2級より上ともなると大学入試に対して直接的な利用をすることができる大学がたくさんあります!
実は、関東圏や関西圏の大学の多くが採用している制度なので、まずは行きたい大学の入試募集要項を開いて、Ctrl+F4の後に「実用英語検定」で、検索を掛けましょう!
大学受験のついでに受験できる=勉強がしやすい
さらにさらに、2級受験のメリットは他にもあります。
それはなんといっても勉強のしやすさでしょう。
さきほど英検2級のレベルを、高校卒業程度=大学入試程度というように表現しましたが、
つまり「大学受験をするならどっちにしろできてなきゃいけないレベル」ということなんです。
なので、大学受験に向けて受験勉強をする傍ら、過去問を数回解くくらいで英検2級の対策は十分できるんです。
いまはリスニングも共通テストでの配点も増えましたし、Writingに関しても2級であればそこまでハイレベルな技量を求められません。
特別な単語帳なども使わずとも、受験生の大半が使うシステム英単語や、ターゲット1900などの基本的な単語帳で語彙力は十分です。
文法問題もnextstageや、Vintageなどに載っている知識レベルから逸脱しませんし、何なら少し優しいかな?くらいです。
長文問題も同様ですね。共通テストと同じくらいのレベル感と思ってもらって構いません。
なので、本当に高校生にとってはメリットばかりなんです。
ワンチャンハイスコア(2304)が取れる可能性まで残ってます。
もし取れてしまったら英検®の利用できる大学に関してはもらったも同然ですね。(もちろん他の科目の勉強は必須ですが。)
まとめ
全受験生へ
①自分の志望校、およびすべりどめの入試募集要項をチェックしましょう
②英検®が使えるか確認しましょう。
③使えるなら英検®を受験しましょう。まずは2級から。英語力に自信があれば準1級も。
④通常の試験+S-CBT入試も活用しましょう。受けれるなら受けれるだけ受けてしまっても構いません。
⑤ただし、3期はスコアが出るのが遅いので、入試には使えません。第1回、第2回試験に全力を注ぐこと。
以上です。
受験は当然努力がものをいうのですが、同時に情報戦の側面もあります。
この情報を知っていた人と、知らなかった人とではアドバンテージに大きな差が生まれていることでしょう。
少しでも不安のある方は、是非お近くの武田塾にお問合せください。
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