【理転したい人必読！！】理転する前に知ってほしい3つの事

みなさん、こんにちは。
日進市　香久山　予備校　塾　といえば
武田塾　愛知日進校。

武田塾講師の　小泉　です。

もう春になってきましたね。
最近花粉がつらくてつらくて．．．花粉症の皆さん、
一緒にこの季節を耐え抜きましょう．．．！！

さて、今回は大学受験において、高3で理転した自分が、「理転」について話していきたいと思います！

理転する前に知ってほしい3つの事

そもそも、理転って何かわかりますか？簡単に言えば高校は文系のクラスだけど理系の大学に進むことです。僕は理転して今の大学に進みました。一般的にあまりオススメされない進路選択ですが、
僕は理転したいならすればいいと思います。

大学の選択はその後の人生を大きく左右します。

きっと無理だからと本当に進みたい道をあきらめるくらいなら挑戦してみてもいいと思うからです。しかし、理転はとても覚悟のいる行為です。

今回は僕なりに理転する前に頭に入れておいてほしいことをお伝えします。

①受験に必要な科目が学校の授業で勉強できない。

　当たり前のことですがあなたの所属クラスは文系ですので、基礎ではない理科や数Ⅲは学べないことが多いです。

　これは高校のカリキュラムによるので絶対ではないですが、ほとんどの学校に当てはまることです。
これらの科目を参考書で独学で学習しなければならないので、問題につまずいたときに聞く相手がいません。

　もし、理転するのであれば、理系クラスの友達や理系の先生など、気軽に質問できる相手を見つけておきましょう。

　また、理転する人間が真っ先に思うのは、数Ⅲや物理、化学が本当に独学で勉強できるのか？
だと思いますが、これについては”YES”です。

　実際僕は化学を独学で勉強しましたが、元々化学基礎が得意なこともあり、大きく苦戦するということはありませんでした。

　数Ⅲ、物理に関しても、身近に授業を受けずに勉強をしていた友人がいましたが、普通に出来るようになっていました。

　ただし、重要なことが2つあります。それは、
「参考書選びで背伸びをしないこと」、と、「日本語の説明をキチンと全部読み、原理を理解する」という当たり前の2つを守ることが超重要です。
　ここに関しては、理転を考えるほど理科や数学が好きな学生ということを考えると、しっかり守れるとは思いますが、超超重要事項なので、しっかり意識しましょう。

この2点に関しては、「武田塾」が詳しいので、本気で考えている方は無料受験相談に来て相談してみてください。（笑）（宣伝）

②大学に入ってから躓く可能性がある。

　理転する学生の多くが、時間に余裕がある、ということはないでしょう。よって、どんな科目を選んで勉強をすすめるのか、戦略的に勉強をする学生さんが大半だと思います。

　例えば、僕は大学で化学について学びたかったので、とにかく大学に合格することを考えて、理科の第2科目には生物を選択しました。
かつ、受験する大学も数Ⅲの必要のない大学を選びましたので、受験では主に「英語・国語・数学1A・2B、化学、生物、倫理」という科目に絞りました。

僕のような化学専攻者以外にも、情報学部、看護学部の放射線技師、薬学部などは理転の中でも科目を絞りやすい部類の学部といえますね。

　工学部に進学したい！という学生さんの場合は、必然的に数Ⅲや物理を勉強しなければ受験できない大学が大半なので、その場合は今回の項は気にしなくてもいいです。（笑）

なので、僕のように戦略的に物理や数Ⅲを勉強しなかった受験生がどうなるか、説明したいと思います。

先に結論だけお伝えすると、「苦戦はするものの、勉強をがんばればなんとかなる。」です。（笑）

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　まず、大学においては、あらゆる理数科目の分野が横断的に必要になるケースが多いです。
どなたがいったかは存じませんが、大学においては、

「生物は化学、化学は物理、物理は数学、数学は哲学」

　と、揶揄されるほどです。
（それにしても数学は哲学というのはなかなかおもしろいですね。）

　その中でも、おそらく郡を抜いて必要になるのは、数学、次に物理でしょうか。

　僕は、化学専攻なのですが、物理と数Ⅲの知識は大前提として要求されてしまいました。
　たとえば、原子の中における電子の運動が力学でいう”円運動”に該当するため、より深く原子の動きについて勉強するには力学（物理）の知識が不可欠でした。
　※ちなみにこれは水素原子に限る法則です。実は他の原子の場合円運動の起動を描きません。細かくは大学で勉強しよう！（笑）

　このように、大学ではどの分野の理系学部にいても物理の知識が必要となってきます。

　また、先に物理の例を書いてしまったので、わかりにくくなってしまいましたが、物理以上に必要な知識は数学、中でも微分積分に対する理解は必須と言えるでしょう！

　化学は物理、物理は数学、とあるように、物理運動というのは大半が微分積分学で計算されています。
　なので、あらゆる対象に対して微分をしたり積分をすることになります。
よって、最も必要な科目が数学と言えるわけですね！

＊＊＊

　さて、ここまでさんざん煽りましたが、先に結論をお伝えしたように、苦戦はするものの、勉強をがんばればなんとかなります。
これにはキチンと根拠があってですね...。おそらく理転をし、大学に合格した皆さんは、そもそも独学で勉強をすることに成功をした人ということになります。
よって、一度成功してしまえば、他の科目であっても1から独学で勉強してどうにもならないなんてことはありません！
なので、入ってからのことは入ってから心配しましょう！（笑）

　ただ、周りの友達に少し遅れをとる可能性があることは頭に入れておきましょう。

　でも周りの学生の大半は物理を選択しているので、質問の相手には困りません。（笑）
　逆に生物選択の学生は案外すくなかったりするので、生物の知識が必要な時に助けてあげれるので、WIN-WINの関係が築けます！（笑）

③周りの理系に比べ、スタートが遅れている。

　さて、最後になります。ここまではわりと理転に関して肯定的に意見を述べてきましたが、最後に現実をしっかりお伝えしたいと思います。

当たり前のことですが、最初から理系の進路を目指していた人たちにくらべ、
スタートが遅れてしまっています。

あなたは彼らに追いつき、

そして最終的には何人も追い越して行かねばなりません。

そのためには計画と、何より人一倍の努力が必要となってきます。

勉強に対する姿勢や勉強の方法を今より大きく変えなくてはならないでしょう。

あなたは本当にそれだけの心構えがありますか？

　ある！と答えられたあなたは、すぐに行動に移りましょう。理転を本気で考えるのであれば、1分1秒が惜しいです。
　まずは初歩の参考書を手に取り、勉強に取り掛かってください。
それができるあなたならば、きっと合格も勝ち取れるはずです！！

最後に

　さて、ここまで「理転」ということについて話してきましたが、少しはイメージできたでしょうか。
やや厳しいことを書いてしまいましたが、それは今後の人生に関わってくることだからです。
周りの大人の意見を聞きながら、自分自身でしっかり考えてみて下さい。
理転すると決意したのなら、僕は心から応援しています。

それでは、また次のブログで。

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