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【高1・高2生向け】偏差値70&英検🄬準1級合格の最強勉強法

こんにちは!

武田塾上尾校の新井です。

さて、今回お伝えしたいのは【偏差値70&英検🄬準1級合格のための最強の英語勉強法】です。

共通テストの英語の難化、英語外部試験利用入試の増加など、近年益々英語の重要性が増してきています。

特に上位大学を狙う高校生の定番戦略は、高2までに英検🄬準1級を取得して、高3は志望校に向けた受験勉強に集中するというものです。

確かに、英検🄬準1級を持っていると入試で相当有利になるのは間違いありません。

しかし、早めに取れれば有利と分かっていても、中々合格できずに困っている人も少なくないと思います。

そこで今日は、模試の偏差値70以上、かつ英検🄬準1級に合格できる最強の英語勉強法をご紹介したいと思います。

英検🄬準1級を取得しつつ、早慶や東大など上位大学に対応できる英語力を養っていく方法です。

英語は、正しいやり方で勉強すれば必ず得意教科にできます。

最近の大学入試傾向に即した内容となっていますので、ぜひ参考にしていただければと思います!

①まず「単語」「文法」「解釈」の基礎を固める

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ありがちなミスですが、早めに英検取得したいからと、いきなり英検対策問題集を始めたり、とりあえず英検対策の塾や講座に申し込むのは遠回りです。

2級までなら軽めの対策で何となく合格できてしまう人はいますが、その後スコアは必ず伸び悩みます。

そして、そのままでは準1級の合格はまず不可能です。

英検4技能の対策に入る前に、まず単語と文法と解釈の基礎を固めておくべきです。

基礎とは、単語なら『システム英単語』『ターゲット1900』『英検🄬2級単熟語EX』などのレベル。

文法なら『大岩の超基礎英文法』『英文法ポラリス1』などのレベル。

解釈なら『入門英文問題精講』『肘井の英文読解 必修編』などのレベルです。

これらの土台を最初に固めておかないと、その後の4技能対策全ての効率がガクッと落ちます。

2級までは取れたものの、このレベルの基礎がガタガタなために、伸び悩んで準1級に届かない生徒が大勢います。

なぜ、これらを最初にやっておく必要があるのでしょうか。

それは、まず短い英文を正確に理解する能力がなければ、読む、聴く、書く、話すのどれを取っても正確にできるはずもなく、ましてやその処理スピードを上げることもできないからです。

特に語彙力が不足した状態では、準1級レベルになると歯が立たちません。

また、大学入試を見据えても単語、文法、解釈の基礎は早めに固めた方が良いと思います。

余裕がある人は4技能対策に入る前に『速読英熟語』『ターゲット1000』などで熟語も学習し、武田塾の日大ルートをクリアできているとなお良いと思います。

英検の対策以前の注意点

・いきなり英検対策に入るのは遠回り(準1級はまず不可能)

・「単語」「文法」「解釈」の基礎を徹底的に固める(日大レベルまでクリアできているとなお良し)

 

②英検🄬準1級に合格する4技能対策

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基礎が固まったら、英検🄬準1級に合格するための、4技能対策に入ります。

恐らく毎日4技能を勉強するだけの時間的余裕のある人は少ないと思います。

日頃の勉強で優先するべきはReadingとListeningの練習、試験の2ヵ月前くらいになったらWritingやSpeakingの練習に取り組んでいきましょう。

Reading

英検🄬準1級のReadingで高得点を取るためには、語彙力強化が最優先です。

最初の4択問題でも長文読解でも、一般的な大学入試ではあまり見かけない単語が登場します。

『英検🄬準1級単熟語EX』『でる順パス単準1級』などの単語帳を使って日頃から語彙力強化に努めましょう。

語彙力強化の一方で『最短合格! 英検🄬準1級リーディング問題完全制覇』や過去問などを使って、制限時間内に読む練習をしましょう。

ただし、読むのに時間がかかり過ぎてしまったり、一文を何回も読み返さないと理解できない場合、英文を正しく理解する力が不足している可能性が高いです。

その場合は、大学受験向けの『The Rules』シリーズなど一文ずつの構造分析が載っている長文問題集に取り組み、まず一文を正確に理解する練習をした方が良いと思います。

その上で、読み終えた文章の音読やシャドーイングなどを毎日繰り返すと、「英文を読みながら理解する力」を鍛えられます。

Readingは語彙力強化+精読(正しく読む練習)+速読(音読やシャドーイング)が効果的です。

試験1ヵ月前くらいになったら、過去問を中心に解いていきましょう。

Listening

ReadingとListeningの決定的な違いは、Readingは読み返しができますが、Listeningは聴き返しができないという点です。

つまり、Readingの項目でもお伝えした「英文を読みながら(聴きながら)理解する力」がListening攻略の一番のカギということになります。

Listeningでも音読やシャドーイングが効果的な練習になりますが、重要なのはそのやり方です。

なるべく音声の発音やスピードを真似してやって欲しいですが、恐らく最初の内はつっかえずに読むことや、音声のスピードを追うことで精一杯で、内容を理解する(思い浮かべる)ことにまで意識が向かないと思います。

しかし、そこが大事なポイントで、日々音読やシャドーイングを繰り返している内に、少しずつ読みながら内容に意識が向くようになってきます。

これが「英文を読みながら(聴きながら)理解する力」が鍛えられたということになります。

それなりに得意な人は『最短合格! 英検🄬準1級リスニング問題完全制覇』などから始めても良いですが、苦手な人は『速読英熟語』『Rules』シリーズの音読やシャドーイングから始めると良いと思います。

毎日継続することが大事なので、興味の持てる読みやすいテーマからスタートすると良いと思います。

普段はこうした練習を継続しつつ、試験1ヵ月前くらいになったら過去問を中心に解いていきましょう。

Writing

Writingが苦手な人の英作文は、使える単語が少なく、スペルミスや文法のミスが目立ち、書ける英文の種類が少ない(しかも一文が短い)という特徴があります。

最初にお伝えした通り、単語や文法の基礎力はここでも重要になってきます。

最近では要約も加わってきたので、言い換え表現を作るための語彙力の重要性はさらに増してきています。

Writingの対策として、ひたすら過去問のお題に対して英作文を書くという勉強をしている人が多いですが、あまりお勧めしません。

そのやり方ではいつまで経っても、書ける英文の種類が増えず、表現の幅も広がっていかないからです。

「書きたいことはあっても表現できない」という状態の人が多いのではないでしょうか。

Wiritngの勉強としてお勧めしたいのが、例文暗記です。

『最短合格! 英検🄬準1級英作文問題完全制覇』『英検🄬準1級ライティング大特訓』などの専用教材、あるいは例文集でも良いですが、英作文で使えそうな表現を抜き出して、単語を覚えるように文を丸ごと暗記していきます。

日本語を見て英文が書けるようになるまで、何度も練習します。

すると、自分の中で使いこなせる表現のバリエーションが増え、書ける英文の種類が増えます。

これがWritingにおいて最も即効性のある勉強法だと思います。

さらに、Writingでは社会問題に関するトピックが問われがちなので、ある程度の専門用語(例:労働力不足=labor shotageなど)は覚えた方が良いと思います。(『英検🄬準1級ライティング大特訓』などに載っています)

また、エッセーライティングには決まった型があるので、必ずそれに沿って書くようにしてください。

Speaking

SpeakingはListeningとWritingがミックスされたセクションと考えると分かりやすいと思います。

すなわち、Speakingで問われるのは「英文を読みながら(聴きながら)理解する力」と「言いたいことを正しく表現する力」ということになります。

準1級レベルの質問は大したレベルではないので、「英文を読みながら(聴きながら)理解する力」の方は、2級がクリアできている人なら問題はないと思います。

問題は「言いたいことを正しく表現する力」の方です。

表現するという意味では、Writingと基本的な考え方は一緒ですが、Speakingは書き直し(言い直し)ができないという点が違いです。(厳密にはできますが、何度も言い直すと減点されてしまいます)

よって、SpeakingはWritingと同様、例文暗記が即効性のある勉強となりますが、Writingよりもより暗記の精度を高める必要があります。

正確さはもちろんですが、スピードも重要になります。

質問されてから、しばらく頭の中で文を組み立ててから答えているいるようでは、高得点は望めません。

『英検🄬準1級 面接大特訓』『英検🄬準1級 二次試験・面接 完全予想問題』などに載っている解答例を、質問されたらつっかえずに即答できるようになるまで練習しましょう。

この過程は、役者やお笑い芸人がセリフを覚えるのと同じような感じです。

慣れてきたら、過去問などを用いて初見の質問に対する応答の練習をすると良いと思います。

ちなみに、最近ではChat GPTを使ってSpeakingの練習ができるようになりました。

面接官にもなりきってくれる素晴らしいツールなので、Speakingの練習に積極的に活用していきましょう。

英検🄬準1級対策ポイント

Reading・・・語彙力強化+精読(正しく読む練習)+速読(音読やシャドーイング)が効果的

Listening・・・音読やシャドーイングを習慣化して、過去問で問題に慣れる

Writing・・・英作文でよく使う例文や表現を、単語を覚えるように覚える

Speaking・・・質問に対する応答例を、即答できるようになるまで覚える

・普段はReadingとListeningを中心にし、試験の1~2ヵ月前からWritingとSpeakingを学習する

 

③英検対策と志望校対策はココが違う

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準1級に合格できた時点で、早慶や難関国公立の入試に対応できる基礎力は十分です。

しかし、すぐに上位大学に合格できるレベルの実力はまだついていないと思います。

また、全統模試で偏差値70以上取れるかどうかも微妙なところです。(人によっては取れると思いますが)

英検の試験内容と、上位大学の試験内容には、問われる力に大きな違いがあるからです。

大学ごとに異なりますが、一般的にはReadingは英検🄬準1級もよりハイレベルな能力が求められます。

また、英検ではあまり問われない英文法の細かい知識や、和訳能力が問われる大学もあります。

特に「文法」と「解釈」は、英検に向けて勉強していた時よりも強化が必要です。

早慶や難関国公立を受験するのであれば、文法は『Vintage』『Scramble』のレベル、解釈は『英文解釈ポラリス1・2』『肘井の英文読解 難関大編』のレベルまでやった方が良いと思います。

特に、難関国公立などで和訳が出題される場合は、解釈を徹底的にやっておいた方が良いでしょう。

また、一部の上位大学では1題1000語レベルの超長文が出題されることがあります。

こうした長文問題に対応するためには、音読やシャドーイングに力を入れ、準1級以上に読解スピードを上げる必要があります。

このようにして弱点を強化したら、偏差値は安定して70を超えているはずです。

あとは志望校の過去問を解いて、本番に備えていきましょう。

志望校対策のポイント

・Readingは英検🄬準1級レベルより上位大学の入試問題の方が難しい

・英検向けの勉強だけでは「文法」「解釈」が弱くなりがちなので注意

・1題1000語以上の長文問題が出る大学は、準1級以上の読解スピードが必要

 

④高1から受験準備を始めることの重要性

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上記のような方針で勉強すれば、英検🄬準1級と偏差値70の同時達成は可能です。

しかし、そのレベルまで持っていくために必要な時間にも触れなければなりません。

もちろん、受験勉強を開始した時点の実力によっても異なります。

今が仮に準2級合格レベルだとして、そこから準1級合格するまでに要する時間を考えてみます。

準2級レベルから2級レベルに到達するまでに3ヵ月~半年。

2級レベルから準1級レベルに到達するまでに約3ヵ月~半年。

トータルで半年~1年程度は要すると見て良いでしょう。

一日中英語の勉強に費やせるような人はもっと短縮可能だと思いますが、学校に通いながら、部活をやりながらと考えると、やはりこの程度の時間は必要です。

もちろん、早慶や難関国公立大学を受験する場合は、その先に志望校対策をしなければなりません。

志望校対策が3ヵ月~半年と考えても、トータル9か月~1年半程度は見込む必要があります。

難関国公立志望の場合、高3では理科や社会の勉強に時間を投入する必要があるので、高2までに英語を入試レベルまでに仕上げる必要があります。

ゼロからスタートして高2までに英検🄬準1級を取得し、志望校対策を行うことを考えると、高1から(せめて高2の早くから)受験勉強を始めないと間に合わない計算です。

受験勉強を開始するタイミング

・準2級レベルの人が準1級を取得するまでには半年~1年程度が目安

・難関国公立志望者は高1(高2の初め)スタートが定石

 

⑤時間がない人は英検を回避する戦略も有効

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さて、ここまでは英検🄬準1級を取得しつつ、偏差値70以上を目指す戦略をお伝えしてきました。

しかし、入試まで時間がない場合は、英検を敢えて回避する戦略も有効だと考えます。

確かに英検🄬を持っていれば有利になる大学はありますが、それが全てではありません。

英検取得の対策に時間を取られすぎて、残りの教科の勉強が疎かになってしまっては本末転倒です。

そこで、時間がない受験生は英検を回避する(捨てる)作戦もアリだと思います。

立教大学、東洋大学、芝浦工業大学などを除けば、英検のスコアを持っていなくても戦える大学はまだたくさんあります。

そうした大学に絞って対策を行うことで、最短距離で逆転合格を果たすことは十分可能です。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉もありますが、時間がない場合は、あれこれを手を広げるのではなく、目標を絞って、戦略的に学習を進めた方が成功の可能性は高まります。

例えば、高3で偏差値40前後から本格的に受験勉強を始めるような場合は、英検は回避する戦略の方が良いかもしれません。(※状況によります)

受験するにしても、ある程度実力が向上した秋頃に受験する方が良いと思います。

特に理系の場合は、数学や理科が間に合わなくなる危険性が高いため、より英検回避の方向性の方が可能性は高まるかもしれません。

英検に向けた勉強をするべきか

・高3からゼロスタートの場合、英検は回避した方が合格に近づく可能性もある

・理系は英検対策に時間を取られると数学や理科が追い付かなくなる危険性

 

・・・いかがでしたか?

高2までに英検🄬準1級を取得して受験を有利に戦う戦略は、今や難関大学志望者の常識となっています。

ぜひ早くから英語の勉強に力を入れて取り組んでいきましょう!

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武田塾上尾校
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