こんにちは!
武田塾上尾校の新井です。
さて、今日のテーマは【失敗しない浪人生活】です。
みなさんは「浪人しても伸びない」という噂を聞いたことはありませんか?
浪人生で当初の第一志望の大学に合格できる受験生は、全体の1割程度だそうです。
せっかく浪人しても、現役時に合格した大学と同レベルの大学か、それ以下の大学に進学するケースも少なくないようです。
1年間勉強に集中でき、時間的にも環境的にも圧倒的有利であるはずの浪人生が、なぜ志望大学に合格できないのか。
なぜ、浪人生が現役生に負けてしまうのか。
これまでの指導経験も踏まえて、考察してみたいと思います。
浪人を考えている人で、これを読んでいるみなさんには、絶対に浪人を成功させてもらいたいと願っています!
浪人生活を成功させるための、参考にしていただければ幸いです!
↓↓こちらの動画も参考になります!↓↓
鉄則① 不合格の原因を徹底的に分析すること
浪人が決まったら、とりあえず有名な大手予備校のパンフレットを請求する。
とりあえず浪人を決めた学校の友人たちの話を聞いて、同じ予備校に行ってみる。
・・・こうした生徒は、また失敗する可能性が高いと思います。
そもそも、何の目的で予備校に通おうとしているのでしょうか。
「何となく、みんながそうしているから」
そのくらいの理由しかないとしたら、その前にまずこれまでの自分の勉強を振り返ってみて欲しいと思います。
なぜ、現役で不合格になってしまったのでしょうか。
勉強時間が足りなかった、勉強のやり方が分かっていなかった、受験勉強を始めるのが遅かった、勉強に集中できていなかった、過去問演習の量が十分でなかった、基礎を疎かにしていた、参考書(教材)のやり込みが足りなかった・・・。
人によって、不合格の原因は様々あると思います。
大事なことは、浪人生活を通じてそれまでの自分の課題を克服することであって、塾も予備校はそのために利用するものです。
「自分に足りなかったのは授業だ。授業をもっとたくさん受ければ合格できていたんだ!」という結論なのであれば、授業型の予備校でも良いかもしれません。
しかし、「自分はまともに受験勉強ができていなかった。勉強のやり方も間違っていたし、質も量も足りていなかった」という結論なのであれば、武田塾のような管理型の塾が良いかもしれません。
とにかく、これまでと同じやり方を変えずに、成績が大きく上がることはありません。
とりあえず有名な予備校に通えば上位大学に合格できる、という考えは浅いと言わざるを得ません。(それで成功するなら、もっと浪人生は増えるはずですが・・・)
そのままでは、効率よく勉強してきた現役生に負けてしまうでしょう。
上尾校の受験相談でも、浪人生にはまず最初に不合格の原因分析をしてもらっています。
時には厳しいことも伝えていますが、志望校合格のためには、自分の弱さ(現実)と徹底的に向き合い、1年かけて(1年もないですが)その弱点を克服する覚悟を決めなければいけないのです。
とにかく、予備校を決める前に、まず自分の不合格の原因を徹底的に洗い出してください。
そしてその原因が明確になったら、それを克服する方法を考えましょう。
友達やクラスメイトはどこの予備校に行くらしいとか、そんなことは関係ありません。
塾や予備校に通うのであれば、自分の課題を克服するために最適な環境を選ぶべきだと思います。
鉄則② 逆転合格したいなら、授業を受けてはいけない
高校3年間で何千時間と授業を受けて、成績が伸びなかった。
さらに授業型の予備校に通っても、志望大学に合格できなかった。
過去に結果が出ていないのに、浪人して予備校で「授業」を受けに行こうとする人が大勢います。
そのやり方で、志望校合格まで後わずか数点というレベルまで迫ったのであれば、分からなくもありません。
しかし、これから偏差値を10~20も上げる必要がある状況なのであれば、授業を受けるやり方では逆転は難しいです。
授業中心のやり方では、圧倒的にペースが遅く、効率が悪いからです。
授業型の予備校では、1週間の中で、月曜日は英文法、火曜日は英文解釈、水曜日はリスニング、木曜日は長文・・・と同時並行で進んでいきます。
これでは、各セクションの進度は遅くなり、基礎が固まってない子には効率が悪いのは明らかです。(英単語も英文法も暗記していないのに長文の授業受けるシステムになっている)
英単語、英文法が全然できていないならまずはそれ「だけ」を徹底的に固めるべきなんです。
基礎をガッチリ固めてから長文読解に入った方が、習得スピードも圧倒的に上がるのは普通に考えても分かります。
さらに、朝から晩まで授業によって拘束されるため、自分で勉強のペースを上げることもできません。(これが一番痛い!)
今から偏差値を10~20上げなければいけないのに、周りの子と同じやり方、同じペースでやっていてどうして逆転できるのでしょうか?
浪人して勉強時間(自学自習時間)を増やせるはずなのに、授業によってそれができない。
結局、現役生と同じようなやり方、タイムスケジュールで勉強してしまう・・・これが浪人しても志望大学に合格できない大きな原因ではないでしょうか。
逆転合格したければ、豊富な勉強時間を活かして、もっと自学自習に徹するべきです。
鉄則③ 毎日一定のペースで勉強を継続すること
浪人生は、4月にはみんなやる気に満ち満ちています。
「毎日13時間勉強する!」と言ったハードな目標を立てて、一生懸命取り組みます。
やる気が高いのは良いことですが、残念ながらこのタイプの受験生も失敗の可能性が高いです。
果たして朝から晩まで勉強漬けの生活を、1年間ずっと継続できるのでしょうか。
その生活を1年間継続できる強い精神力を持った人であれば、現役で合格しているはずです。
その内体調を崩したり、疲労の蓄積で勉強できない日が出てきて、学習ペースが乱れていきます。
そして、いつの間にか学習効率よりも「机の前に長時間座る」ことが目的になり、かけた時間に対してほとんど勉強が仕上がっていないという状況が起こってきます。
やるべきことは志望校に合格する実力を身につけることであって、長時間勉強することではないはずです。(※重要)
浪人生活における最重要課題は、毎日一定のペースで学習を継続することです。
やる気のある時はやる、やる気が起きない時はやらない、ではダメなのです。
1日の学習時間の目安としては、1日8時間程度を推奨します。(※難関国公立志望者は10時間程度を推奨)
8時間は1日のちょうど3分の1であり、一般的な会社員の1日の労働時間と同じです。
1日8時間集中して取り組み、その日の課題を完璧に仕上げる習慣を作っていくのです。
上尾校でこれを実践したのが現役時全落ちから芝浦工業大学に逆転合格したKさんで、彼は毎日8時間の勉強時間の中で、その日の課題を完璧に仕上げる習慣を作り上げました。
1日8時間寝たとしても、まだ8時間余るわけで、彼は余った時間に適度にリラックスして、疲労やストレスを溜めないようにしていたのです。
彼は4月から1年間、そのペースを守り続け、第一志望に合格しました。
正しい勉強の仕方で、毎日一定のペースで学習を継続できれば、必ず伸びます。
逆に浪人しても成績が伸びない人は、必ずどこかで受験勉強のペースを乱しています。
浪人を成功させたい人は、長時間勉強することよりも、一定のペースで継続的に勉強することを意識してください!
鉄則④ 勉強への考え方、取り組み方を見直すこと
「一冊を完璧に」という武田塾の方針は、全ての受験勉強の基本です。
完璧になった単語帳や参考書、問題集が1冊2冊と詰み上がっていけば、成績は着実に上がっていきます。
これは当たり前のことですが、伸びていない受験生は、この当たり前のことを実践できておらず、全てが中途半端になっているケースが多いです。
「単語帳を何周もしました!」という生徒の理解度をチェックしてみると、即答できる単語はほとんどなかったという例もよくあります。
「完璧」の定義は人それぞれ異なっており、この感覚を間違えたまま勉強していると、ほぼ確実に失敗します。
今の受験生は使っている教材に大きな差はなく、その完成度がポイントになります。
「何をやるか」よりも「どのようにやるか」、具体的な勉強法と考え方が非常に超重要だということです。
はっきり言って、こうした勉強の基本が身に付いていない生徒は、授業を受けている場合ではないと思います。
単語帳や参考書、問題集を完璧に仕上げられない生徒が、どれだけ素晴らしい授業を受けたところで、その授業を自分の力にすることは難しいでしょう。
彼らが逆転合格する方法は、まずこれまでの勉強法を徹底的に見直して、学習効率を圧倒的に高める以外にありません。
彼らにとっては、授業型の予備校より、武田塾のような勉強の基本を徹底的に身に付けさせる塾に通った方が、逆転合格の可能性は高まるはずです。
いずれにしても、これまでと同じ考え方、取り組み方のままでは、再び不合格になる可能性は高いです。
鉄則⑤ 理解度をこまめにテストすること
浪人生に限ったことではありませんが、自分が学習した内容の理解度を、こまめにテストすることは非常に重要です。
自分ではできたつもりになっていたものの、テストされてみたら全然できていなかったというケースは多々あります。
ここで言うテストとは、模擬試験のように数ヵ月に1回単位のものではなく、1週間単位で行うテストのことです。
武田塾には毎週1教科1時間かけて行う確認テストがあり、毎週の勉強が上手くいっているのか、あるいは不十分であるのか、すぐに把握できるようになっています。
この仕組みは浪人生にとっても非常に重要で、このように毎週理解度を確認しながら進むことで、抜けがないように、勉強の質をキープしながら進められるのです。
授業型の予備校では、日々の理解度を確認する作業は基本的に自分で行うことになります。
①でもお伝えした通り、既に勉強の基本が身に付いていて、質の高い学習ができている人以外は、授業型の予備校に行くべきでないのはこうした理由からです。
授業を受けて分かった気になっていたが、いざ問題を解いてみると全然できていなかったということが起こるのです。
自分でテストするやり方もありますが、不安なら武田塾に通うのが一番確実だと思います。
鉄則⑥ 自分の頭で考えながら勉強すること
浪人の1年間は、常に志望大学の入試を意識した勉強をする必要があります。
当然ながら、志望校(志望学部)の出題傾向、難易度は完璧に把握できていなければいけません。
しかし、そうしたことをあまり考えず、何となくの意識で勉強している浪人生が非常に多いように感じます。
例えば、慶應義塾大学を受験するのであれば、一般的な単語帳は見出し語、派生語、関連語も含めて完璧にする必要があります。
早稲田大学の文法の正誤問題が出題される学部を志望しているのであれば、文法はより細かいところまで理解しなければいけないはずです。
スポーツのトレーニング理論に「意識性の原則」というものがあり、自分が何のために今のトレーニングをしているのか、何を鍛えようとしているのかを意識しながら取り組むことで、効果が高まるそうです。
受験勉強も全く同じことで、今取り組んでいる勉強は一体何のためにやっているのか、何を意識して勉強するのが効率が良いか、といったことを日々自分で考えながら取り組んでいる浪人生と、何も考えずに何となくやっている浪人生では、その後の伸びが変わってくるのは間違いありません。
言われたことだけを言われた通りに黙ってやるだけというのは、難関大学を目指す上では姿勢としては不十分です。
同じことをやるにしても、より完成度でを高く、より入試を意識した勉強をすることで、他の受験生と大きな差がつけられます。
これは先生が細かく指示してくれることではなく、普段から受験勉強に取り組む際の意識が重要になります!
・・・いかがでしたか?
浪人して当初の志望校に合格できる人はおよそ1割とのことですが、上記の6つの鉄則を守って受験勉強に取り組めば、この1割の中に入れると断言します。
もちろん、上尾校でも浪人生たちに上記の6つの鉄則を徹底させています。
浪人を考えていて、武田塾に興味がある方は、ぜひ一度武田塾上尾校の無料受験相談にお越しください!
直接、みなさんの浪人生活成功の戦略についてアドバイスします!
=================================
武田塾上尾校
TEL:048-871-5990
Mail:ageo@takeda.tv
=================================