こんにちは!
武田塾上尾校の新井です。
さて、高校3年生ではそろそろ部活動の最後の大会が近づいている人も多いのではないでしょうか?
悔いの残らないよう、最後まで全力で頑張って欲しいと思います!
そして、それが終わったらいよいよ本格的な受験勉強に突入しますね。
最近、無料受験相談のお問い合わせが増えてきています。
この時期の受験生の無料受験相談でよく聞かれる質問があります。
「今から頑張って、受験に間に合いますか?」
実際、ハードな部活に所属していた人たちの中には、これまでほとんど受験勉強ができていなかった人も多いことでしょう。
模試の判定はオールE、志望校まで偏差値が10どころか20足りないという人もいるはずです。
そして、首都圏で人気の高い大学はやはりGMARCHです。
そこで今回は【ゼロから半年でGMARCH合格大作戦】と題して、その実現可能性を検討してみたいと思います!
ゼロから半年でGMARCH以上は十分可能
以下は武田塾上尾校の例になります。
高3の6月以降の入塾で、入塾時の偏差値が40台、半年後にGMARCH以上に合格した生徒は過去に何人かいましたが、特に印象深いのは次の2名です。
・青山学院大学(教育人間科学)、学習院大学(文)に合格したTくん
・法政大学(理工)、芝浦工業大学(工)に合格したSくん
Tくんは上尾高校の生徒で文系、Sくんは大宮北高校の生徒で理系でした。
この二人は、どちらも非常に忙しい部活(運動部)に所属しており、引退してからようやく受験勉強を始めました。
まさにゼロからのスタートでしたが、基礎から着実に固めて逆転合格を果たしました。
ただ、この二人は決して特別な生徒ではありません。
明確な受験戦略の下で、正しいやり方で学習すれば、誰でもこの二人のような成果が出せると断言します。
ゼロから半年でGMARCH以上は決して高すぎる目標ではありません。
この二人を例に取り、【ゼロから半年でGMARCH合格大作戦】のために必要なものを考えてみたいと思います!
①志望校合格に向けた戦略
同じGMARCHでも最近は入試方式が複雑化しているため、志望校(学部)を明確化させることが大事です。
前述のTくんは青山学院大学志望でしたが、私は教育人間科学部の全学部日程狙いを勧めました。
募集人数が多い、英語の配点が高い、国語は現代文のみ、全体的な問題の難易度も低めという特徴があります。
現代文や地歴ではほとんど差がつかず、英語一本勝負の色が強い入試です。
Tくんは古文を捨てて英語を重点的に鍛え上げ、青山学院大学への逆転合格を果たしました。
大事なことは、志望校の入試の特徴を知り、その上で勝つための戦略を立てることです。
場合によっては、3教科受験でなく2教科受験に絞った方が逆転しやすいケースもあり得ます。
最近の入試方式は複雑化している分、穴場や狙い目はたくさんあります。
戦略を練るのに最も役立つものは、志望校の過去問です。
志望校が決まっていたら、早めに過去問のレベルや傾向はチェックしておくべきです。
ただ、過去問を見てもレベルや傾向が分析できない、戦略が立てられない、という人も多いでしょう。
そういう人はぜひ武田塾上尾校へお越しください!
武田塾はまさにそうした悩める生徒たちのための塾です。
いずれにしても、受験勉強を本格的にスタートするにあたり、戦略は最も重要です。
ただ漫然と勉強していては、短期間で大きく成績を上げることはできません。
①集中して学習できる環境づくり
二人のもう一つの共通点は、武田塾の自習室をよく利用していたことです。
特にTくんなどは家が2駅離れていたにも関わらず、自習室で見かけない日はほとんどありませんでした。
入試まで残り半年しかないわけですから、ムダな時間を過ごしている余裕はありません。
家では集中して勉強できない、と感じているのであれば、無理に家でやろうとせず別の場所でやるべきです。
もちろん、集中できるのであれば勉強場所は必ずしも塾の自習室である必要はありません。
東京外国語大学に合格したYさんは喫茶店が集中できると言っていましたが、そういうタイプもいます。
静岡大学に合格したTくんは適度に場所を変えた方が集中できるタイプで、学校の自習室と塾の自習室を併用していました。
とにかく、自分が集中しやすい場所を探して、学習を継続できる体制をつくることです。
迷っているのであれば、とりあえず塾の自習室を毎日利用することをオススメします。
②「今からでは無理」の思い込みを捨てる
Tくんは青山学院大学志望、SくんはMARCH理系志望と入塾前から宣言していました。
そして、その目標は最後までブレることはありませんでした。
もし途中で「自分には無理かも」「今からでは無理」と思い込んでしまっていたら、結果は違っていたかもしれません。
心理学用語に「メンタルブロック」という言葉があります。
「自分には無理なんじゃないか」と否定的に考えてしまう「思い込みの壁」です。
誰もが多かれ少なかれ持っているものだと思います。
この思い込みが強すぎると、受験勉強に集中して取り組めなかったり、パフォーマンスが下がっていきます。
逆転合格できる人は、逆転合格できると最後まで信じて取り組み続けた人だけです。
「まだできる」と思って勉強を継続することです。
この二人は確認テストはほぼ毎回合格、しかも毎回100点近い点数を残していました。
日々の課題をクリアし続けることで、自信を深めてメンタルブロックを突き破っていったのだと思います。
特に悩みを抱えやすい人は、次のようにするといいと思います。
・目の前の課題に神経を集中する
・短期目標(武田塾なら確認テスト)を入試本番と思って取り組む
・何もしていない時間を作らない(忙しくする)
③英語を徹底的に鍛える
二人の共通点は、入試で英語が得点源になった点です。
Tくんは文系ながらbe動詞と一般動詞の区別も怪しいレベルでしたが、夏休みから英語に集中的に勉強時間を投入し、得意教科にしました。
文系の場合、英語の配点が他よりも高い大学が多いので、英語が得意になると受験でとても有利になります。
もちろん、国語や地歴もやるべきなのですが、それよりも英語が優先です。
Tくんは『ターゲット1900』や『Scramble』の確認テストで毎回ほぼ満点近い点数を取っていました。
英語の基礎をしっかり固めて得意教科にできたことが合格に直結したのは間違いありません。
理系のSくんも英語の勉強に非常に力を入れていました。
理系の受験生の場合、どうしても数学と理科に勉強時間を取られがちですが、残り半年であれば、英語を得意にすることが逆転合格のカギになると断言します。
GMARCHの多くの理系学部は、英・数・理の配点比率は1・1・1です。
理系学部であっても英語の配点が低くなるわけではないということです。
数学や理科で多少失点しても、英語で高得点が取れればカバーする作戦は十分考えられます。
一方で、英語の失点を数学や理科でカバーしようとする作戦はどうなのでしょうか。
数学や理科は問題の難易度によって得点の変動幅が大きくなるため、相性の悪い問題が多く出た場合は作戦崩壊します。(2022年度共通テストで、まさにその悲劇が起こりましたね・・・)
その点、英語は問題の難易度による点数の変動幅が少なく、単語や熟語、文法などの知識を固めてしまえば安定して高得点が期待できるのです。
つまり、文系も理系もまず英語を徹底的に鍛えることが【ゼロから半年でGMARCH合格大作戦】のカギになります。
④問題集は一冊を繰り返しやり込む
残り半年で合格を目指す場合、あれもこれもとやろうとしすぎてしまう人がいます。
半年で色々な問題集をやろうとしても、一冊の問題集を繰り返す回数が少なくなる分、効果は低くなります。
GMARCHレベルの大学に合格するために、たくさんの問題集に取り組む必要性はありません。
理系のSくんは化学を選択していましたが、過去問に取り組む前に仕上げた問題集は数研出版の『リードLightノート』一冊だけでした。
ただ、『リードLightノート』は非常に優れた問題集なので、これで十分だと思っていました。
Sくんも秋までひたすら『リードLightノート』に取り組み、本当に「解けない問題が一つもない」状態まで仕上げました。
その後、法政大学や芝浦工業大学の化学の過去問に取り組んでもらったところ、平均8割の得点率をキープすることができていました。
残り時間が少ない状況において、色々な問題集に中途半端に取り組むよりも、志望校のレベルに合った最適な問題集を繰り返しやり込む方が効果は高いです。
実際、GMARCHレベルの入試問題では基礎~標準レベルの問題がかなりの割合で含まれています。
背伸びして難問に取り組むよりも、基礎~標準レベルの問題をパーフェクトにした方が、得点率も高くなります。
「一冊を完璧に」は逆転合格の合言葉です。
⑤志望校の過去問を徹底的にやり込む
半年での逆転合格に欠かせない要素、それは過去問の徹底的なやり込みです。
志望校合格に向けた戦略を立てるのにも過去問は使えますが、過去問の役割はそれだけではありません。
過去問は志望校合格のための最強の問題集でもあります。
過去問は入試直前に練習のために解くと思っている人がいますが、それは間違いです。
過去問は志望校合格に向けた戦略を立てるため、さらには自分の弱点を克服するために使い倒すものです。
通常、合格するのに入試で満点を取る必要はありません。
大抵の大学は、7割も取れれば十分合格ラインです。
そうなると、各教科である程度「捨てる問題」があってもいいということになります。
入試までの残り時間を考慮して「捨てる問題」と「取るべき問題」を見極めるために過去問を使うことができます。
まだ合格点に届いていなければ、残り時間でどこを固めれば逆転できそうか、追い込み計画を立てるのにも使えます。
もちろん、時間配分や回答順など本番の作戦を立てるのにも使うべきです。
秋(10月)には過去問に取り掛かりたいですが、基礎が固まっていなければ過去問をやっても歯が立たないのは当然なので、そこまでに過去問に取り組めるだけの基礎を固めるのが理想です。
TくんもSくんも、基礎を万全に固めた後は過去問をやり込んでいました。
過去問は何年分やるべきかという話ですが、復習も含めて10年分(10回分)もできれば十分だと思います。
ただ、出題傾向が変わっているとあまり意味がないので、あくまで目安と考えてください。
ゼロから半年で早慶や国公立は可能か
【ゼロから半年でGMARCH合格大作戦】は決して難しい目標ではないと思いますが、ではGMARCHの上の早慶や国公立はゼロから半年で可能なのでしょうか
結論としては、GMARCHよりハードルは上がるものの、可能だと思います。
理系より、文系の方が逆転の可能性は高いです。
国公立では二次試験の必要科目が少なく、共通テストの配点が高い大学(埼玉大学、信州大学など)であれば逆転の可能性が高いです。
特に慶應義塾大学は英語の配点が高く、国語が不要なので逆転合格向きです。
ただ、GMARCHを狙うよりも学習の"徹底度"が求められることは間違いありません。
無駄な時間は極限まで削って、半年間、受験勉強に全集中する覚悟が必要です。
この場合でも、基本的な戦略は【ゼロから半年でGMARCH合格大作戦】と変わりません。
志望校の入試で配点の高い教科を優先して強化し、配点の低い教科はなるべく後回しにして(場合によっては捨てて)、過去問を重視した勉強をしていきましょう!
・・・いかがでしたか?
受験勉強のスタートが出遅れたとしたも、逆転は十分可能です!
短期間での逆転合格を目指す受験生は、武田塾上尾校の無料受験相談へお越しください!
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