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私立理工系大学の本当のレベルお伝えします!【武田塾上尾校】

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こんにちは!

武田塾上尾校の新井です。

さて、大学受験の世界では、GMARCH日東駒専といった同レベルの大学を分類する言葉があります。

しかし、多くの場合それらのグループ分けは文系学部基準のことが多いです。

理系では四工大芝浦工業大・工学院大・東京都市大・東京電機大)という分類がありますが、それらの大学が一体どのくらいのレベルなのか分からないも多いと思います。

そこで今日は、関東圏の理工系大学もしくは理工系学部を有する大学に絞り、さらに偏差値の幅を見ることで、大学のレベルをより明確にしたいと思います。

併願校の決定の参考にしてみて下さい。

【集計方法】

・医学部、獣医学部、薬学部、医療系学部、文系寄り学部、二部を除く

・関東にキャンパスのない大学(学部)は除く

・入試方式が複数ある場合は、一般選抜の最も募集人数の多い日程の偏差値を採用

・大学ごとに全ての理系学部(学科)の偏差値を集計し平均を算出

・日本大学は学部によるランク差が大きいため学部ごとに集計

・平均偏差値が40以上の大学のみを掲載

※偏差値は『大学受験パスナビ』様のものを参考にさせていただきました。

平均偏差値65~55の大学群

ガントチャート (2)

平均偏差値の1位は慶應義塾大学、2位は早稲田大学です。

理科2科目が必須であることを考慮すると、難易度はこの両大学がダントツです。

この両大学だけは、ゼロから1年間の受験勉強では合格はほとんど不可能に近いと思います。

上智大学も偏差値では迫っていますが、こちらは入試方式により理科1科目でも受験可能となっています。

東京理科大は私立の理系単科大学ではトップですが、偏差値の幅は広く、中位~下位の学部であればGMARCHとほぼ同等であることも分かります。

GMARCHの中では明治大学が頭一つ抜けており、東京理科大とほぼ肩を並べています。

早慶上理という言葉がありますが、理系に限れば早慶と上理の間の壁が非常に高く、上智大学東京理科大学明治大学に近い難易度であることが分かります。

明治大学以外のGMARCHは、ほぼ同等のランクとなっています。

平均偏差値55~50の大学群

ガントチャート (3)

四工大工学院大学、芝浦工業大学、東京都市大学が登場するグループです。

四工大のトップは芝浦工業大学では?」と思った方もいるのではないでしょうか。

推薦合格の割合が多い大学の場合、一般選抜での合格が難しくなり、このような逆転現象が起こります。

一般的に言う「偏差値」というのは「一般選抜における合格難易度」なので、このような結果になります。

芝浦工業大学は一般合格者の割合が高めの大学であり、工学院大学国士舘大学などは推薦合格の割合が高めの大学です。

推薦合格をたくさん出している大学ほど、一般選抜の枠が狭くなるため、偏差値は上がりやすくなります。

偏差値が高いほど良い大学という考えは、必ずしも当てはまらないことになります。

良い大学かどうかは、例えば雑誌に掲載されている大手企業への就職ランキング等を参考にした方が良いでしょう。(就職実績だけが判断基準ではないと思いますが)

GMARCH理系芝浦工業大学はどっちが難しいか?」という話がありますが、芝浦工業大学の真ん中より上の学部は、GMARCH理系とほぼ同等(建築学部はGMARCH上位と同等)だと思います。

津田塾大学、日本女子大学などの女子大理系学部は、四工大の下位レベル考えて良いと思います。

平均偏差値50~45の大学群

ガントチャート (4)

四工大の最後の一校、東京電機大学日本大学(理工・文理)、東洋大学、千葉工業大学などが登場するグループです。

文系では日東駒専グループに相当しますが、理系では本当は日東電千と呼んだ方が良いかもしれません。

いずれも上位学部と下位学部でかなり偏差値の開きがあります。

東洋大学の偏差値がやや下がるのは、キャンパスの立地の関係です。(川越や朝霞にあります)

日東電千の上位学部は、芝浦工業大学の下位学部とほぼ同等です。(ただし入試問題の難易度はかなり違います)

将来有名企業に就職したい人は、もう少し頑張って芝浦工業大学レベルを目指したいところです。

千葉工業大学は理系単科大学ですが一般選抜で数Ⅲを使わず受験でき、さらに共通テスト利用入試も得意科目を選択できるため、併願に向いています。

平均偏差値45~40の大学群

ガントチャート (5)

日本大学(生物資源・生産工)、東海大学、帝京大学などのグループです。

日本大学の生物資源学部、生産工学部は同じ日本大学でも理工学部、文理学部よりも偏差値が平均5~6程度低くなっています。

逆に言えば、偏差値が5~6低いのに同じ日本大学なのです。

入試まで時間がない、でもそれなりに知名度のある大学に行きたい、という場合の候補としては有力な学部になるかと思います。

このレベルになると、受験科目に数学Ⅲがない学部も出てきます。

ただし、このあたりの大学(学部)になると都心から大きく離れて、通学のアクセスが悪かったりするデメリットもあります。

また、四工大GMARCH理系と比べ、就職先に大手企業の割合が減ることは覚えておいてください。

まだ入試まで勉強時間があるのであれば、東京電機大学千葉工業大学など1ランク上の大学グループを目指したいところです。

 

・・・いかがでしたか?

理工系学部の偏差値は、文系学部の偏差値とは異なります。

今回のデータを併願校の決定に役立ててみて下さい!

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