こんにちは!
武田塾上尾校の新井です。
もう早くも9月ですね。
順調に受験勉強を進めている人もいれば、出遅れてしまった人もいることでしょう。
出遅れた!もうダメだ・・・と思っている人へ。
落ち込むには早いですよ!
受験で一番大事なのは、戦略です。
受験戦略次第で、出遅れをカバーすることも可能です。
その受験戦略の一つが【教科数・科目数を絞ること】です。
私立大学の一般入試は3教科が基本ですが、場合によっては2教科で受験できる大学もあります。
受験までの残り日数が200日としたら、3教科受験の場合、単純計算で1教科あたりの勉強可能時間は66.6日。
2教科受験の場合だと、1教科あたりの勉強可能時間が100日になります。
この時間差はかなり大きいです。
もちろん第一志望大学の入試が3教科なら、妥協せずあくまで3教科を準備するべきです。
しかし中には、少し妥協をしてでも人気大学や有名大学に合格できる可能性を上げたいという人もいるでしょう。
文系なら【古文がない大学】、理系なら【数Ⅲがない大学】を選択するのも戦略の一つです。
古文は国語の中でも仕上げるのに時間がかかる科目で、数学の数Ⅲも同様です。
それらが出題されない大学を選択すれば、その分の時間を他教科の勉強に充てられるわけです。
このような、逆転の可能性を高めるための受験戦略は他にもたくさんあります。
それでは今回は、首都圏の中堅以上の私立大学の中から、逆転合格しやすい大学学部、入試方式をピックアップしてお伝えしたいと思います!
より詳しく聞きたい場合は、ぜひ武田塾上尾校の無料受験相談にお越しくださいね。
逆転合格しやすい大学
法政大学
MARCHの一角である法政大学ですが、T日程は大半の学部で英語+国語(現)or 数(IAⅡB)での受験が可能です。
そしてその多くの学部で、英語の配点が国語の1.5倍なっています。
つまり英語を重点的に鍛え上げて高得点が取れれば、合格濃厚になります。
さらに英語外部試験利用入試もあり、各学部の基準(英検2級~準1級レベル)をクリアしていれば、国語(現)or 数(IAⅡB)のみの1教科勝負もできます。
倍率は高めになりますが、逆転合格には狙い目の入試方式です!
勉強時間の大半を英語に投入しましょう。
理系でもデザイン工学部システムデザイン学科と、生命科学部応用植物科学科のA方式は英語・数学(IAⅡB)・理科(物or化)のうち高得点2教科で判定されるので、実質2教科受験となります。
数Ⅲがないので、数学が苦手な人には狙い目ですね。
中央大学
こちらもMARCHの一角である中央大学の国際経営学部と国際情報学部は、英語+国語(現)での受験が可能です。
国際経営学部は英語の配点が国語の2倍、国際情報学部は国語の1.5倍です。
つまり、英語の出来で勝負の大半が決まります。
英語外部試験利用入試もあり、基準(英検2級~準1級レベル)をクリアしていれば、国語のみの1教科勝負になります。
受験教科と科目の関係上、法政大学のT日程との併願の相性が良いので、両方受験しても良いと思います。
こちらも勉強時間の大半を英語に投入していきましょう。
獨協大学
獨協大学は外国語学部のA方式が英語+国語(現)で受験できるほか、B方式(統一日程)では、全ての学部で英語+国語(現)or 数学(IAⅡB)or 地歴公民で受験できます。
獨協大学の入試問題は難しくありません。
難問を解ける必要はなく、基礎レベルの問題をいかにとりこぼさず正確に得点できるかが勝負になります。
英語は文法問題の比重も多く、地道な努力が成果に現れやすい大学だと思います。
オススメはB方式の英+地歴受験で、安定して高得点が狙える組み合わせです。
埼玉の大学ということもあってか、倍率も都内の大学に比べて低めになります。
北里大学
北里大学の理学部は一般選抜で英語 or 数学(IAⅡB)+理科(物or化or生)という科目選択が可能となっています。
数Ⅲが不要なところがポイントですね。
英語+理科や、数学+理科という組み合わせで受験ができます。
さらに英語 or 数学200点、理科300点と理科の配点が高くなっている点も見逃せません。
つまり、理科が得意な生徒ほど合格しやすい大学ということになります。
制限時間に対して問題量が多く決して簡単ではありませんが、倍率も低めなためチャレンジする価値はあります。
日本女子大学
日本女子大は家政学部と理学部で2教科受験が可能です。
家政学部の場合は、学科にもよりますが英語+国語(現古)or 数学(IAⅡB)or 理科(化or生)で受験が可能です。
理学部は数物化学科が数学(IAⅡBⅢ)+英語 or 理科(物or化)、物質生物化学科が英語+数(IAⅡBⅢ) or 理科(化or生)という2教科受験が可能となっています。
物質生物化学科は、数学が苦手な受験生は英語+理科(化or生)という受験方法があります。
日本女子大学は知名度も高い大学ですが、2教科で受験できる狙いやすい大学と言えます。
日本大学
4工大(芝浦工業・東京都市・東京電機・工学院)に入れるほどの学力はないけど、でもそれなりに知名度のある大学に進学したい・・・。
そんなあなたにオススメ、日本大学の生産工学部!
日本大学の理系学部の中でも特に入りやすい学部です。(※一番入りやすい学部は工学部ですが、キャンパスが福島県にあります)
受験には3教科が必要ですが、応用分子化学科、マネジメント工学科、環境安全工学科、創生デザイン学科は数Ⅲを使わずに受験できます。
さらにマネジメント工学科、環境安全工学科、創生デザイン学科は英語+数学(IAⅡB)+国語(現)という組み合わせで受験できます。
理科を仕上げる時間がない人でも、これなら戦えるのではないでしょうか。
・・・いかがでしたか?
今回挙げた大学や学部はあくまで一例で、他にも国公立大学含めて逆転合格向きの大学や学部は数多くあります。
詳しく知りたい方は、ぜひ武田塾上尾校の無料受験相談で質問してください!
※入試制度は毎年変更になる可能性があります。必ず最新の募集要項でのチェックをお願いします。