こんにちは!
武田塾上尾校の新井です。
以前ある生徒が受験相談に来てくれた時に、生徒のお父様がして下さった印象的な話があります。
「武田塾さんの『一冊を完璧に』という方針は大変素晴らしいと思います。私自身も昔大手予備校に通っていましたが、授業は効率が悪いと思い始めて、単語帳や問題集を反復する勉強法に変えたら一気に伸びたのです」
武田塾の受験相談に来て頂く方には、このお父様のように、保護者の方が自身の大学受験経験の中で自学自習の重要性を感じ、武田塾の理念に共感して頂くケースが非常に多いです。
私は頷きながら聞いていましたが、次にお父様がこうおっしゃいました。
「武田塾さんが良いと思った理由はもう一つあります。学生の内は何でも教えてくれる先生がいますが、一度社会人になったら、本を読んだり、調べたり、全て自学自習ですよね。私は会社で管理職をしていますが、本を読まない若い社員がたくさんいて驚いています。私は息子には本を読んで自分で学べる人間になって欲しいと思っています。だから自学自習を徹底する方針の武田塾さんにお願いしたいと思っています」
このお話には私も「なるほど!」と思わされました。
このお父様のおっしゃる通り、社会に出たら全ては自学自習で学ぶことになります。
そして、社会人の学習の中心は読書です。
つまり、参考書や問題集を使って自学自習する能力は、社会に出てから大いに役立つんです。
逆に、本を読んで自学自習する能力がないとしたら、それは大きなマイナスです。
『AI vs 教科書を読めない子供たち』という書籍が反響を呼びましたが、子供の読解力低下は現場で指導してきた私も実感していることです。
あくまで私感ですが、授業のような形式で何でも手取り足取り教えすぎて、主体的に本を読んで考えたり調べたりする機会が少なくなったことの反動ではないでしょうか。
参考書や問題集を使っての自学自習には、読解力を鍛える意味もあります。
読解力は、この先もずっと役に立つ貴重な能力です。
そこで今日は、社会に出たら一体どんな勉強をすることになるのか、私の知る限りの情報をお伝えしたいと思います!
活躍する社会人は自学自習が当たり前
どんな業界で働くとしても、その道のプロとして活躍したいなら勉強は必須です。
例えば、銀行に就職したら金融関係のニュースは毎日細かくチェックする必要があります。
外国と取引のある商社に就職したら、外国の経済も学ばなければいけません。
ITエンジニアやプログラマーになったら、日々進歩する技術を学び吸収しなければいけません。
どんな職業の人でも、プロとして活躍してる人はみんな一生懸命勉強しています。
もちろん、社会に出たら丁寧に授業をしてくれる先生などいません。
全ては書籍、新聞、インターネットなどを活用して自学自習です。
分からないことがあった時も当然、そうしたものを活用して調べていきます。
そしてそれらは全て文字媒体(=文字情報中心のメディア)です。
小さな頃から授業で教わることが当たり前になっていたり、映像での受け身の学習に慣れてしまっている人は、きっと将来困るのではないでしょうか。
大事なのは、文字から学ぶ力です。
私達は普段あまり意識しませんが、身近に本がたくさんある環境は、最高に恵まれています。
世の中の大抵の分野の知識は、本に書いてあります。
本で学べない知識はほとんどないと言ってもいいです。
それなのに、本を読まずに「教わらなければ分からない」と思い込んでいる人が何と多いことでしょうか。
世の中で活躍している人の多くは読書家、勉強家です。
誰に教えられなくても自分から学び、考え、行動します。
本から学ぶことを、「当たり前」にしていくことが大事です。
資格試験の勉強は自学自習
将来就きたい仕事によっては、資格を取らなければいけない場合があります。
公認会計士、税理士、司法書士など合格率が1ケタ近い難関資格もあります。
みなさんなら資格試験の勉強をする時、どうしますか?
学生と違い、大人になったら働きながら勉強するのが基本です。
つまり、勉強は仕事の空き時間などを利用した自学自習が中心になります。
武田塾の勉強法が身についていれば、資格試験の予備校に通わなくても試験を突破できます。
武田塾の暗記法はあらゆるもので応用できますし、参考書や問題集の取り組み方も同様です。
目標までの計画の作り方、日々の勉強の進め方、復習の仕方、確認の仕方も全て応用できます。
武田塾で身につけた勉強法は、社会に出ても役に立ちます。
通っただけで成績が上がる魔法のような予備校はありません。
どんな試験であれ『一冊を完璧に』という勉強の基本を徹底することが一番効率的です!
みなさんにはぜひ武田塾の勉強法を応用して、それぞれの関門を突破して欲しいと思います。
研究開発の基本は自学自習
理系で将来、研究者や開発者になりたいと思っている人もいるでしょう。
研究開発で最も重要なことは、まず過去の事例を徹底的に学ぶことです。
資料を調べ、論文を読み、それをもとに考える・・・地道な作業の繰り返しです。
自分が取り組もうと思っている研究を既にやっている人がいた、作ろうと思っている商品を作っている会社が既にあった、では意味がありません。
過去の事例を徹底的に調べなければ、オリジナルの研究開発はできないのです。
もちろん、授業をしてくれる人などいませんから、全ては自学自習です。
分からないこともその都度、専門書や論文を読んで調べることになります。
よって自学自習の習慣がない人は、研究者や開発者になるのは難しいです。
例えば新しいスマホアプリを開発する時も、基本的な考え方は同じです。
まず今あるアプリについて徹底的に学び、そこに新しい機能を付け加えたりして改良を行います。
知識ゼロの状態から、新しい発想は生み出せません。
ある程度の暗記は絶対に必要なんです。
思考力も発想力も、その前提となる知識あってこそです。
電車の仕組みを知らなければ、新幹線やリニアという発想は出てこないんですね。
大科学者ニュートンも、先人たちの研究をもとに自分の理論を作り上げていきました。
著名な研究者、開発者などはほぼ例外なく読書家であり、勉強家です。
将来研究者や開発者として活躍したい人は、早い内に自学自習の習慣を身につけましょう。
国際分野で活躍したいなら自学自習
「将来海外で仕事をしたいので、英語を一生懸命勉強しています」
この考え方は正しいですが、活躍したいならそれだけでは不十分です。
英語が理解できる、聞ける、話せるというのはあくまで最低条件です。
問題は英語という言語を使って何を伝えるかです。
外国の人と交流するなら、その国の歴史や文化、習慣なども勉強する必要があります。
場合によっては英語だけでは不十分で、現地の言葉を勉強する必要があるかもしれません。
もちろん、自国の歴史や文化についても知らなければなりません。
当たり前ですが、不勉強な人はどこの国でも信用されません。
つまりグローバルに活躍しようと思ったら、それこそ人一倍勉強しないといけないんです。
教養がなければ、いくら英語が上手でもコミュニケーションが取れません。
何を勉強をするかは、もちろん自分で考えて自学自習です。
そして、基本は書籍や新聞などの文字媒体で学ぶことになります。
参考書や問題集で学ぶことと、書籍や新聞で学ぶことは、本質は同じ主体的な学習です。
授業や映像で説明してもらうような、受け身の学習からは早く脱却しましょう。
国際社会の舞台で活躍したい人は、今から書籍を使った自学自習を習慣付けて欲しいと思います。
・・・いかがでしたか?
社会に出たら、全ては【自学自習】です。
【自学自習】の習慣を身につけることは、将来必ず役に立ちます!