どーも、武田塾です。
皆さんは合格体験談を読んだことはあるでしょうか?
様々な塾が宣伝のために合格体験談を載せているのをあなたも見たことがあるのではないでしょうか。
合格体験を読むことはモチベーションになるし、そこに成績アップの秘訣が隠されている可能性もあるので、合格体験談を読むことを否定はしません。
しかし、不合格した人がなぜ不合格だったのかという反省から得る教訓はさらに大きなものだと思います。
僕は落ちた人がなぜ落ちたのかを知ることはとても有意義で良いことだと思うのですが、ネット上で不合格体験談を見たことがありません。
そこで今回は筆者が全落ちした実体験を元に不合格体験談を書いていこうと思います。
教訓も交えながら紹介するのでぜひ最後まで読んでください。
中学〜高2の2月
僕は中高一貫の自称進学校に通っていたため高校受験をせず、中学に入ってから高二までほとんど勉強していませんでした。
していた勉強といえば、定期テストのために数学の問題集を一通り解いたり、英単語を覚えたりといったところでしょうか。
勉強熱心とはいえませんでしたが、学校内で中の下くらいの成績で先生から怒られることもなく特に危機感はなかったです。 高二になり、意識が高い人たちは徐々に受験勉強モードに入っていったのですが、僕は高三になってから始めればマーチくらいは受かるかと、遊び呆けてました。
高2の2月〜3月
高2の二月、自分と同じかちょっと下くらいの成績の友達が急にターゲットと日本史の一問一答を机の上に置いているのを見ました。
僕は思わずその子に「どうしたの?」と聞きました。
よくよく考えれば、高2の2月に勉強するのは特に変なことではないのですが、自分と同レベルの成績の友達が自分よりも意識が高いことを知ってちょっと動揺していたのだと思います。
「俺、早稲田目指すわ」と聞いて、さらにびっくりしました。
この出来事をきっかけに自分も負けてられないと、早稲田を目指すようになり、その日の帰りにターゲットと日本史の一問一答を買いました。
教訓
ネットには逆転合格の体験談がたくさん転がっているので、一年勉強すれば早慶マーチ受かるんじゃね?って思いがちですが全然そんなことはないですね。
その体験談を書いてある人の勉強法を実際に受かった立場から見ると「たまたまその年の入試だから受かったかもしれないけど、問題が難しい年だったら落ちてるだろ」って思っちゃうようなものばかりです。
実際に僕が浪人時代にいた塾でも早慶に受かったのは20人中2人だったので、ネットから得られる情報よりも現実は甘くないというのが正直な話です。
ネットには合格体験談は溢れていても不合格の体験談はあまりないので、しょうがない話なんですけどね笑
僕の運の良かったところは志が高い友達がいたことです。
受験は個人戦でもありますが、同じ目標を目指す友達の存在はとてもありがたいものです。
お互いに情報共有することはとても刺激的になりますし、何よりも目標が揺らぎにくく、意識を高く保つことができます。
反対に、足を引っ張りあう友達とは距離を撮った方が良いでしょう。
お前もやってないよなーと相手が自分と同じく低い意識であることを確認しあうようなやり取りは大変醜い上に誰の得にもなりません。
高2の3月〜高3の4月
この時期はひたすら日本史の一門一問、ターゲット、vintageを回していました。
日本史の一問一答は特にやり込んだおかげでこの時期に受けた模試でも偏差値60を超えていました。
英語はまだ伸びず、偏差値45くらいといったところでしょうか。
この時期に英語で伸びなかった理由はvintageのやり方でした。
vintageをやっても、問題をそのまま暗記してしまって理解が追いついておらず、初見問題に対応できませんでした。
教訓
この時期になると早稲田という明確な目標を持ち、真剣に勉強をやっていました。
自分がvintageを理解できていないことにも気づいていました。
それでも、早稲田で独立した文法問題が出ないので文法ができなくても問題視していませんでした。
自分が浪人して文法を理解して早慶の問題を解けるようになってから気づいたのですが、読解問題の中にも文法の知識が間接的に問われている問題があります。
さらに、知らない単語が出てきた時にその単語の意味を推測するのに文法知識を使うことがあるので、独立した文法問題が出題されない大学が第一志望でも文法の勉強を馬鹿にするのは得策ではないです。
高3の4月から高3の6月
この時期から僕は文法と単語の暗記と併用して簡単な実践の演習もしていました。
英語長文の英語、国語、日本史で日東駒専レベルなら7割くらいは取れるようになっていました。
高3の7月から高3の8月
夏休み中にマーチレベルの問題を解けるようになることを目標にマーチレベルの演習をこなしていました。
国語や日本史はギリギリ解けるようになっていたのですが、英語は5~6割ほどしか取れていませんでした。
教訓
この時期から英語が思うように伸びなくなってしまいました。
この時僕は英語が伸びなくなっていた理由を深く考えず、演習を積み重ねていけばその内伸びるだろうと楽観的に考えていました。
英語には文法、読む速さ、単語力、構文力などの様々な力が問われているため、どの力が自分に足りないのかを見つける必要があるのは自明のことなのですが、当時の自分はそのプロセスをめんどがってしまっていました。
自分の足りない部分を意識しないまま演習を積んでも効果が薄いということをわかっていなかったのです。
高3の9月〜
英語がマーチレベルに達していなかったのにも関わらず、そろそろ早慶レベルに入らなくてはいけないという危機感から無理やり早慶の勉強に入っていきました。
国語と日本史はギリギリついていけていたのですが、英語はやはりマーチレベルに達していなかったこともあって、少し無理がありました。
変に早稲田商の英語で6割くらい取れていたので、なんとかなると考えてしまったのですが、基礎ができていない状態ではそこから伸びることもなく、11月から受験本番まで過去問の出来はほとんど変わりませんでした。
結果僕が受験した早慶4学部はもちろんマーチも6学部全て落ちてしまいました。
教訓
この時期に基礎ができていなかったのにも関わらず、上のレベルに進んだことが全落ちの一番大きな理由でした。
基礎から順番に積み上げていないと、上のレベルでの伸びるスピードに大きな差が出てしまうのです。
基礎の出来が違う人でも成績が同じということはあり得ますが、その後の成績が伸びるスピードには大きな差ができます。
基礎ができていないまま上のレベルに進んだメリット
基礎ができていないまま上のレベルに進んだことが原因で全落ちしたのですが、そのことによるメリットもありました。
現役時代に応用をやっていたおかげで浪人時代に基礎の勉強がしやすくなったのです。
どんなに優秀な生徒でも浪人すると6月くらいまでは基礎を勉強することになります。
その時に本番レベルを体験したことがあれば、今勉強している基礎はどのように応用させるのかがわかるのです。
そのため、応用を体感したことがない人よりも基礎の吸収が速くなり、応用のさせ方を想定しながら習得した基礎は応用させやすくなります。
よく、応用には基礎が必要と言われますが、基礎にも応用は役立つのです。
マーチを目指している現役生が現役合格を諦め、浪人して早慶を目指すために基礎の勉強に戻ってしまうというケースがあるのですが、そのような生徒こそ、無理やり早慶のレベルの勉強をして早慶レベルを体感して欲しいのです。
浪人時代の初期はどっちにしろ嫌というほど基礎の勉強をするのですから。
もちろん、志望レベルを落としてでも現役合格したいという生徒は基礎から着実に身に着けていきましょう。
基礎ができなくても応用学習をした方がいいというのはあくまでも、浪人をすることを前提とした話です。
いかがでしたか?本記事の知識を、明日にでも活かして自分を変えていきましょう!
最後に、勉強にお困りの方へ、武田塾の無料サービス、受験相談をご紹介します!
資料だけの受け取り・Zoom相談も可能です!悩みを抱えたら、すぐご相談ください!
無料受験相談
まず、これらを受けても、入塾は強制ではありません。むしろ、自分でできそうなら武田塾は必要ありません!
お話を聞かせていただいて、アドバイスしたうえで必要があれば、一緒に頑張りましょう♪
どんな人がくるの?
受験に関して考えて悩んでいる人が来る。実は、全員がそういうわけではありません。
我孫子校にはたとえば、
・志望校に合格できるか不安 ・何をしていいかも勉強法も分からない ・そもそもどれくらい勉強すればよいのか、計画が立てられない。 ・今の塾に合わない・・・(他塾に通っていても相談可能です!) ・そもそも志望校が決まらない |
という悩みで来てくれた生徒や、
・自分で勉強できる習慣を付けたい。 ・学校での成績を上げたい。 ・コロナの影響で勉強していない・・・ |
と話を聞きに来る、保護者の方もいます。
夢が決まっていなかったり、今の時点で勉強が出来ていない人でも大丈夫です。勉強はもちろん、姿勢や家でのお悩みや他塾との検討何でも相談をお受けいたします。
受験生だけでなく、どの学年でも、保護者様も受け付けております。生徒さんだけ、保護者様だけでも大丈夫です!
どんなことを話すの?
まずは、あなたのことを教えてください♪学校のことや部活動、普段の勉強時間や志望校と将来の夢。武田塾を知ったきっかけなど、いろんなテーマについて話しましょう!
現状把握をしたうえで、受験や勉強の現状を聞きながら、今日聞きたいことを確認しましょう!
課題の洗い出しと分析
質問事項を聞いたら、例えば、勉強法のアドバイスや志望校までの道のりをはっきりさせます。
武田塾には、志望校ごとにカリキュラムがあるので、あなたの今の力を基に、何をどういうやり方で、どのくらいのペースで勉強すればよいかまで詳しくお話しします。
カリキュラムは、無料でお渡しします!
勉強法の提示とアドバイス
計画部分の話に加えて、気になれば参考書を実際に使った、勉強実践までさせていただきます。こうしたやり方を、武田塾ではHPやyoutubeでも公開しています。
他にも、学部ごとの対策・他塾でうまくいかない原因の分析・勉強習慣の付け方やテクニック・学校生活との両立アドバイスなども1つ1つ対応します。
武田塾では、そういった解決策を、全校舎共通認識しているので、同じような改善が見込めます。現状取れる勉強時間を基に、1日毎のスケジューリングまで見ます!
お問合せ方法
ここまで見て気になることを聞いてみたい場合は、以下のフォームからご連絡ください!お電話でも大丈夫です。
日程を調整してお話ししましょう!相談時間は、時間の許す限りです!