どーも、武田塾です。
今回は受験期前半である6月までに日本史をどのように勉強していけばいいかについて解説していこうと思います。
最優先は通史で流れを掴むこと
よく、真っ先に一問一答を買ってゴリゴリ進めていく受験生が見受けられますが、いきなり一問一答から始めるのはオススメできません。
慶應(経済学部を除く)の日本史は用語暗記だけで高得点を望めますが、早稲田をはじめとするほとんどの大学では用語暗記だけではなく(むしろ用語暗記の重要性が低いことの方が多いです)時代背景や流れを掴めているかを問われていることが多いです。
ちゃんと起こった事件の背景、その結果、その時の権力者を覚えられているでしょうか? 特に、江戸時代と昭和時代は注意が必要です。
新井白石は誰に仕えたか?とか明暦の大火は将軍が誰の時に起こったか?統帥権干犯問題の時の総理大臣は誰か?皆さんはしっかりと整理できているでしょうか?笑
時代の流れの定着のさせ方
では具体的に時代の流れを定着させる方法を説明していきます。やはり、まず最初に使う参考書は講義系の参考書でしょう。
『 金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本』がオススメです。初心者向けの参考書ですが、早慶をはじめとした難関大学志望の人もまず初めに読むことをオススメします。
日本史を初めて触れる方はを2~3週間くらいで2回読みましょう。その時、細かい用語は覚えなくてもOKです。
頭に全く入ってこない時は?
日本史の初心者の方は講義系の参考書を読んでも全く頭に入ってこないことがあるかもしれません。(僕も実際そうでした笑)
そんな時にオススメなのがアウトプットをするということです。
具体的に説明します。1章読み終わるごとにその参考書を閉じて下さい。そして、何も書いてない紙にさっき読んだことを可能な限り思い出して書き出してみて下さい。「今読んだ内容なんだから読み終えた直後は覚えているに決まっているだろう」そんな声が聞こえてきそうです。では、このブログのタイトルをきちんと覚えているでしょうか?つい3分前によんだはずですよ?きっとほとんどの人が覚えていないはずです。
とにかく今読んだ内容を紙に書き出してみる、このようにアウトプットすることが大事なのです。紙に書き出したあと、先程読んだ章と自分の書いた紙を見比べてみて下さい。そしたら「あーっ、そんなこと書いてあったー」と、悔しい気持ちになると思います。
その悔しい気持ちとリンクさせてあげることで格段に頭に入るようになるはずです。 この勉強法は日本史だけでなく他の教科にも応用できるので是非実践してみて下さい。
金谷の日本史が終わったら?
『 金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本』を終えたら『石川晶康 日本史B講義の実況中』 シリーズを進めていきましょう。
こちらは先程紹介した金谷の日本史の難しいバージョンとなっています。基本的に使い方は金谷の日本史と同じなので、読んで紙にアウトプットしていくのを繰り返すという勉強法が良いでしょう。
また,付録である小冊子もかなり使えます。年表が書かれていたり,本書の内容がノートのようにまとまっているので、アウトプットした後の答え合わせとしてかなり使えます。
日本史学習の注意点 その1
学習を始めて間もない頃は成果として中々表れず,「今使っている参考書が意味ないのではないか?」と思ってしまい、色々な参考書を転々としてしまうという人が多いです。
その結果、最初の方に載っているナウマン象についてなら誰よりも詳しいのに昭和時代はノータッチという人がいますが、残念ながら後半部分の方が出題頻度が高いので、1つの参考書を信じてやりましょう。
少なくともこのブログで紹介している参考書は多くの生徒がこの参考書を使い、早慶MARCHに合格しており、実績としては申し分ないので安心してください。
もしもそれでも不安なようでしたら学校の先生に相談するか近所の武田塾の無料相談を利用するなどしてみて下さい。
例外として、講義系ではなく問題集ならさまざまな問題集に手を出すのは効果的ですが、最低でも一周とその復習はするべきです。
日本史学習の注意点 その2
一回で完璧にしてしまおうとするのも賢明ではありません。
この章を完璧にするまで次の章には入らないというような勉強法では何浪しても難関大に入るのは難しくなるでしょう。仮に受験まで間に合ったとしても昭和を勉強している時に平安時代のことを覚えているでしょうか? このような事態を避けるためにも日本史勉強では回転率が非常に重要になってきます。
実況中継の場合、2月まで使うので一周で覚えられなくても問題はありません。どのみち10周以上やるのです。(僕は20周くらいやりました)
ですので、最初は全く覚えていなくても構わないのでとにかく進むことを意識して下さい。
2回目に読んだ時に「そーいえばそんなこと書いてあったなー」って思える程度で十分です。きちんと細かい部分まで覚えるのは7月〜8月でも十分間に合います。
ですので、とにかくペースを上げて何周もすることを意識して下さい(科学的に、一回で覚えるよりも複数回で覚えた方が長期的に記憶することができるということが明らかになっています。)
一問一答はやらなくていいのか
6月までは流れを掴むことが重要だと伝えてきました。
では、一問一答はやらなくてもいいのでしょうか?
決してそんなことはありません。入試で一問一答の知識で溶ける問題も少なからずあるからです。本格的に覚える必要はないにしても基礎的な単語は少しずつ覚えていく必要があります。
具体的には東進一問一答の星2.3を覚えるべきでしょう。用語を覚えているから流れを掴める、流れを掴めているから用語を覚えれる、というのが日本史という教科です。
ちなみに星1.なしは夏までの時点で覚える必要はないでしょう。しかし、夏以降に覚えなくてはいけませんし、もしも余裕があるようでしたら目を通しておくだけでも効果的でしょう。
ーまとめー
最後におさらいです。
①『 金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本』で日本史の流れの大枠を捉える。
とにかく前に進むことを意識してください。
②『石川晶康 日本史B講義の実況中』を何周も回して通史を定着させる。
読んだ後に白紙に覚えていることを書き出すと効果的です。
③参考書をあれこれ手を出しすぎない
今回紹介した参考書は早慶MARCH合格者が愛用していた実績のある参考書なので安心してください。
④完璧を求めすぎてはいけない
何周もして徐々に固めていくイメージです。一周に時間をかけすぎるのは絶対んい止めてください。
⑤一問一答もやはり必要
通史or一問一答ではなくどちらかが欠けていても点を取ることができません。
日本史は他教科と比べてライバルの勉強スタートの時期が遅い教科です。そのため、ほとんどの人に差はありません。裏を返せば、全ての人に逆転のチャンスがあります。(逆もまた然りですが)なので気を抜かずに頑張ってください!!
いかがでしたか?本記事の知識を、明日にでも活かして自分を変えていきましょう!
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